1985年 - 1987年
自己回帰移動平均ラティス系ディジタルフィルタの研究
文部科学省 科学研究費補助金(一般研究(C)) 一般研究(C)
- 課題番号
- 60550241
- 体系的課題番号
- JP60550241
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
-
- (総額)
- 2,500,000円
- (直接経費)
- 2,500,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
1.システムの入出力信号が確立過程のとき, その伝達関数はスペクトル推定, 線形予測法などで求められる. 本研究ではARMAモデルの係数を適応的に求めるMISを開発した. MISによってARMAディジタルラテイスフイルタを高速算法で構成できる. この構成法は従来のものにみられない特徴がある. すなわち, 直交関係, 従来のものを一般化したと考えられる新しい評価基準, 規格化によって得られる安定判別法などにより, AR次数とMA次数を別々に増加させることができる. またシストリックアレイとして並列処理が可能となるアルゴリズムを提案し, ARMAラティスディジタルフィルタの高速構成を可能にしている.2.適応ディジタル信号処理に適しているARMAディジタルラティスフィルタの合成に回路網理論を応用している. すなわちアナログ回路である分布定数回路とウェーブディジタルフィルタとが等価であり, それらはARMAディジタルラティスフィルタに等価なことを示している. その等価性を利用して次の構成が可能である. すなわちインパルス応答と共分散関数とが与えられるなら, それらを補間するフィルタおよび最小2乗近似フィルタをそれぞれARMAディジタルラティスフィルタとして構成できることを示している.3.複素係数ディジタルフィルタの関心が高い. 本研究ではアナログ回路とディジタルフィルタとの等価性を用...
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 60550241
- 体系的課題番号 : JP60550241