共同研究・競争的資金等の研究課題

2012年4月 - 2015年3月

高強度チタン合金における内部起点型微小き裂の可視化と超高サイクル疲労機構の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)  基盤研究(A)

課題番号
24246024
体系的課題番号
JP24246024
配分額
(総額)
44,460,000円
(直接経費)
34,200,000円
(間接経費)
10,260,000円

超高サイクル域における軸荷重疲労試験が行われ,放射光μCTイメージングにより材料内部に発生する微小き裂が観察された.内部き裂周囲の環境がき裂進展に及ぼす影響を明らかにするため,da/dNと応力拡大係数範囲の関係が測定され,真空中表面き裂のそれと比較された.その結果,内部き裂は1.0E-10m/cycleの極めて低速で進展するのに対し,表面に到達した後のき裂は1.0E-7m/cycle 程度の高速で進展することがわかった.内部き裂の進展速度は真空中表面き裂の進展速度に一致し,内部き裂周囲の真空に類似した環境が超高サイクル疲労における内部き裂進展過程に大きな影響を与えることが明らかとなった.

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-24246024/24246024seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-24246024
ID情報
  • 課題番号 : 24246024
  • 体系的課題番号 : JP24246024