2004年 - 2006年
トリパノソーマ エバンシの分子疫学調査
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 16405035
- 体系的課題番号
- JP16405035
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 12,500,000円
- (直接経費)
- 12,500,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
我々が開発したトリパノソーマエバンシ特異的LAMP法を用いて中国、モンゴル、インド、アフリカ、フィリピンの畜牛および馬由来DNAサンプルを検査したところ、これらのサンプルからトリパノソーマエバンシの特異的増幅が可能であった。モンゴルおよび中国東北部ではトリパノソーマエバンシ感染例はごく少数(596以下)であったが、中国西部では50%以上の感染率であった(検体数:モンゴル200検体、中国106検体)。これらのことから、比較的寒冷な地域ではトリパノソーマエバンシの流行がないことがわかる。ベクターからのトリパノソーマ検出においても、LAMP法が十分適用可能であることも証明できた。残念ながらアブの捕獲は困難であり、実現しなかったが、アフリカトリパノソーマの媒介昆虫であるツエツエバエは多数捕獲することが容易であったため、北海道大学・大学院獣医学研究科・小沼操教授、今内覚助教との共同研究でツエツエバエからのトリパノソーマ検出を実施した(論文投稿準備中)。我々の開発したトリパノソーマ検出用LAMP法は国際的にも評価が高く、平成19年度から帯広畜産大学・原虫病研究センター・井上研究グループがトリパノソーマエバンシ感染症に関するOIE(国際獣疫事務局)リファレンスラボに認定されることとなった。本研究で開発したトリパノソーマ検出用LAMP法をさらに改良し、実用可能なトリパノソーマ検出キットの開発...
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- ID情報
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- 課題番号 : 16405035
- 体系的課題番号 : JP16405035