2003年 - 2004年
サイトカイン発現組換え植物によるコンビネーションワクチンの開発
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 15380198
- 体系的課題番号
- JP15380198
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 13,900,000円
- (直接経費)
- 13,900,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
ロタウイルスは哺乳類の下痢症の原因として最も重要な病原体の一つである。そこで、本ウイルスの内殻蛋白で、主要な血清群内共通抗原でもあり、感染防御エピトープの存在が明らかとなったVP6遺伝子を導入し、マウスで免疫原性を確認した組換えジャガイモを保有している。そこで、本研究では、新たにヒトインターフェロンα(hIFN)遺伝子を導入、発現している遺伝子組換えイチゴ(20ng hIFN/gイチゴ生重量)を作出し、上記のVP6組換えジャガイモと同時にマウスに経口投与することで、ワクチン:サイトカインのコンビネーション効果を検定した。また、コトランスフォーメーション法により、ウシIL-1遺伝子とウシロタウイルスVP6遺伝子を同時に発現する形質転換イチゴの作出も試み、15個体の組換え体を得ることが出来た。マウスの経口試験では、BALB/c8週齢マウスを用い、非組換えジャガイモ投与群(T1)、VP6ジャガイモ投与群(T2)、VP6ジャガイモ+hIFNイチゴ投与群(T3)、VP6ジャガイモ+IL-1イチゴ投与群(T4)を設けて週1回計3回自然給与した。ロタウイルスの攻撃は3回目給与1週後に、マウスA群ロタウイルスEW株を10^5TCID50強制的に経口投与した。これらのマウスでのウイルス抗原検査、ウイルス抗体検査、血清中の抗体応答、糞便中の抗体応答、糞便中のウイルス抗原について検討した結果、VP...
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- ID情報
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- 課題番号 : 15380198
- 体系的課題番号 : JP15380198