北海道渡島半島太平洋沿岸において海亀標識放流を行うため、任意団体として北海道大学海亀研究会を発足した。毎年、漁業協同組合、定置漁業者各位のご協力を得て、定置網に入網して保護された海亀の個体計測を行い、標識放流している。例年、10頭から20頭程入網しており、2018年は特に多く31頭入網し、標識放流した。標識海亀の再捕情報は日本ウミガメ協議会等からご連絡いただき、これまでに10頭の再捕連絡があり、南は鹿児島や本州の太平洋岸からであった。
また、北海道室蘭建設管理部を初め、道内各市町からご連絡いただいた海亀漂着情報を取りまとめ、日本ウミガメ協議会や国際水産資源研究所混獲生物グループと資料の共有化を進めている。

北海道大学海亀研究会
電話窓口 080-6090-6628