2011年 - 2013年
ダイズの開花・伸育性に関与する遺伝子の発現ネットワークと環境応答の解明
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B), 基盤研究(B)) 基盤研究(B), 基盤研究(B)
- 課題番号
- 23380001
- 体系的課題番号
- JP23380001
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 18,460,000円
- (直接経費)
- 14,200,000円
- (間接経費)
- 4,260,000円
- 資金種別
- 競争的資金
開花は、子実作物の生産性や適応性を規定する重要な要素であり、その分子生物学的な制御機構がシロイヌナズナやイネを中心に明らかにされつつある。しかし、ダイズにおける開花制御機構の理解は非常に限られている。本研究は、ダイズの感光性に関与するフィトクロームA遺伝子(E3およびE4)、フロリゲンを支配するFLOWERING LOCUS T(FT)遺伝子などに着目し、ダイズにおける開花関連遺伝子の発現ネットワークを構築して、その環境応答を明らかにすることを目的としている。本年度の実施計画では、フロリゲン遺伝子(GmFT2aおよびGmFT5a)の発現解析と塩基多型ならびに他の遺伝子との発現ネットワークの解明を目的とした。RNAシークエンス解析の結果、両フロリゲン遺伝子の発現は日長の変化に敏感に反応し、抑制遺伝子であるE1およびE1様遺伝子の発現と密接に関連した。一方、CONSTANS遺伝子の発現には異なる日長条件下で差異は認められなかった。野生系統から導入された非感光性を有する系統のGmFT2aのシークエンス解析を行った結果、プロモーター領域に複数のインデルが存在することが明らかになった。これらの初期の計画に加えて、DNAマーカーを用いて世界各地から導入された早生系統の主要な感光性遺伝子座の遺伝子型を同定し、E3座に新たな機能欠損対立遺伝子を見出すとともに、非感光性に関与する新たな遺伝子の...
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 23380001
- 体系的課題番号 : JP23380001