2004年 - 2007年
古ウパニシャッドから原始仏教に至る瞑想・禅定の問題に関する研究
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 16520041
- 体系的課題番号
- JP16520041
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 3,840,000円
- (直接経費)
- 3,600,000円
- (間接経費)
- 240,000円
- 資金種別
- 競争的資金
インド哲学・仏教思想においてヨーガ・禅定の修習は重要な修行法であるが、その起源は必ずしも明確になっているとはいえない。本研究では最も成立の古い『ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド』第1・2章を解読し、その内容が、古ウパニシャッドにおける内観によるアートマンの認識を瞑想の問題として捉え得るものであり、他のウパニシャッドにも影響していることを明らかにし、研究発表を行った。仏教において四禅・四無色定と八解脱・八勝処、四念処をはじめとする三十七菩提分法、止観など様々な修行法が知られるが、それらはどのようにして体系化されたのかという問題について、阿含・ニカーヤの中で『雑阿含』「道品」を中心に考察し、三十七菩提分法による修行の体系化とともに、三学(戒・定・慧)の構成は禅定の意義が、修道の要であることを、律蔵文献や仏伝などを広く参照して解明し、研究発表を行った。本研究によって、従来不明であった『雑阿含
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 16520041
- 体系的課題番号 : JP16520041