1999年 - 2002年
ヘルペスウイルスをベクターとした動物の原虫病に対する組換えワクチンの開発に関する基礎研究
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(A)) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 11356009
- 体系的課題番号
- JP11356009
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 38,690,000円
- (直接経費)
- 34,700,000円
- (間接経費)
- 3,990,000円
- 資金種別
- 競争的資金
得られた主な研究成果は以下のとおりである。1)動物ヘルペスウイルスのベクター化ネコヘルペスウイルス1型(FHV-1)、イヌヘルペスウイルス(CHV)、ウシヘルペスウイルス1型(BHV-1)、ウマヘルペスウイルス4型(EHV-4)、マレック病ウイルス2型(MDV-2)などベクター化候補ウイルスについて幅広い遺伝子検索を行い、TK、gE、gIなど外来遺伝子挿入可能な候補遺伝子を同定した。これらの遺伝子は、ウイルス増殖には必ずしも必要としないため簡単に欠損させることができ、また、これらの遺伝子を欠損させたウイルスは動物に接種した場合その病原性が野生型と比べ著しく低下することを確認した。2)原虫抗原遺伝子のクローニングトキソプラズマ、ネオスボラ、バベシア、クリプトスポリジュウム及びトリバノソーマなど主要動物病原原虫のcDNAライブラリーを作製し、イムノスクリーニング法によりそれぞれの主要抗原遺伝子を同定・クローニングし、その性状解析を行った。新しく同定或いは性状解析した抗原遺伝子としてB.equiのP30、P34、P82;B.caballiのP18、P48、P104;B.gibsoniのP29、P50、P130;N.caninumのP36、P43;T.gondiiのP22、P30、P43、P54などが挙げられる。3)原虫抗原を発現する組換えヘルペスウイルスの構築N.caniumのP3...
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- ID情報
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- 課題番号 : 11356009
- 体系的課題番号 : JP11356009