1999年 - 2002年
荘型ヘルパーT細胞の誘導によるトキソプラズマ病の制御
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(A)) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 11306019
- 体系的課題番号
- JP11306019
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 42,300,000円
- (直接経費)
- 36,900,000円
- (間接経費)
- 5,400,000円
- 資金種別
- 競争的資金
得られた主な研究成果は以下のとおりである。1)ネコサイトカインIL-12のクローニングと発現Th1細胞誘導に最も重要と言われているIL-12のクローニングを行った。ネコ脾臓細胞よりcDNAライブラリーを作製した後、ヒトIL-12 p35とIL-12 p40のcDNAをプローブとしてスクリーニングを行った。得られたネコIL-12 p35とIL-12 p40遺伝子をCOS細胞で発現し、その生物活性を調べたところ、ネコ末梢血リンパ球に対するIFN-γ誘導とCTL増強活性が認められた。2)T.gondiiの主要抗原遺伝子のクローニングと発現T.gondii RH株より得られたcDNAを鋳型とし、主要抗原とされるP22、P30、P43、P54、SRS1遺伝子をPCR法によりクローニングした。大腸菌発現系を用いてそれぞれの遺伝子を発現・精製し、マウスに免疫した後にT.gondii Beverley株にて攻撃したところ、組換えP22とSRS1の感染防御効果が最も顕著であった。また、in vitro虫体増殖抑制試験を行ったところ、何れの抗血清にも虫体増殖抑制活性が認められた。3)T.gondiiの主要抗原を発現する組換えネコヘルペスウイルス(FHV-1)の構築P22(SAG2)、P30(SAG1)、P54(ROP2)、SRS1遺伝子をCAGプロモーターに制御される発現ユニットを作製した後にF...
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- ID情報
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- 課題番号 : 11306019
- 体系的課題番号 : JP11306019