基本情報

所属
東北大学 学際科学フロンティア研究所 教授
(兼任)
学位
工学博士(京都大学)

J-GLOBAL ID
200901064756547140

外部リンク

私は岡山大学工学部機械工学科を1971年に卒業後、京都大学大学院工学研究科に進学し、当時としてはまだあまり研究の手が及んでいなかったバイオメカニスの領域で血管壁の力学をテーマとして研究に着手した。この領域の研究を目指した背景として、当時米国において人を月に送るアポロ計画が1969年に成功し、力(重力)が人の身体にどのような影響を及ぼすのか盛んに研究されていた。これがバイオメカニスであった。その後、1976年に日機装(株)に入社し、人工肺の開発に取り組むも、縁があって同年に筑波大学基礎医学系講師として大学において医工学関係の教育・研究を本格的に開始した。当初の研究対象は血液の微小循環系における物質移動現象であったが、とある研究の失敗から血小板血栓形成モデルへと発展した。ここから、研究においては注意深い観察が必要であることを学んだ。また、筑波大学在籍中の1983年から約1年半米国ヒューストン大学への留学の機会を得て、力が細胞の形態や機能に及ぼす研究を開始した。これは、その後の私の生涯をかけた研究テーマとなった。1992年には東北大学工学部の教授として赴任する機会を与えられ、2013年に定年を迎えるまで、バイオメカニクスを中心とした医工学研究に携わることができた。この間、2008年には日本初の医工学研究科を東北大学に設置することができ、初代の研究科長としてその任務を全うできたことは大いに幸せであった。
東北大学の研究室では約100名の卒業生を送り出し、卒業生および教員等として一緒に勤務したもののうち現在でも約20名が大学等のアカデミアで活躍している。また、研究に取り組むに当たっては、常に自分でよく考えて人まねをしないように絶えず学生達に言って来た。それを表す言葉が「勿嘗糟粕」であり、私の座右の銘として来た。この言葉は、長岡半太郎が大阪大学の総長であった時代に総長室に掲げられていた。

委員歴

  36

論文

  260

MISC

  42

書籍等出版物

  32

講演・口頭発表等

  452

産業財産権

  2

社会貢献活動

  27

メディア報道

  1

その他

  34