基本情報

所属
石巻専修大学 理工学部 生物科学科 教授
学位
博士(農学)(東北大学)

J-GLOBAL ID
200901042599621132
researchmap会員ID
1000005673

外部リンク

経歴

  3

学歴

  1

委員歴

  23

受賞

  1

論文

  52

MISC

  43

書籍等出版物

  9

講演・口頭発表等

  115

共同研究・競争的資金等の研究課題

  18

産業財産権

  2

社会貢献活動

  20

メディア報道

  5

その他

  20
  • 2017年10月 - 2017年10月
    マガキ細胞とノロウイルスなどのウイルスの吸着機構の解明を目的とする。これまでの検討において、マガキ消化細胞の分取とノロウイルスVLPの結合性の測定を主軸と考えてきた。最近の研究で、マウスノロウイルスのレセプターが、CD300lfおよびCD300ldという細胞表面のタンパクであることが明らかとなった。これを受けて、本研究ではもう少しダイレクトな方法で、マガキ細胞におけるノロウイルスレセプターを探索することを考えたい
  • 2017年4月 - 2017年4月
    本研究は、わが国沿岸で養殖されている牡蠣(以下、カキとする)の体内に存在するノロウイルスや病原細菌を殺菌・不活性化して「食べて安全なカキ」を作出し、また熱を加えることにより「生ガキにはない機能性成分」を引き出すという、2つの点ですぐれた剥き身ガキおよび殻つきガキの新しい処理法の開発を目的とする。
  • 2016年9月 - 2016年9月
    宮城県は養殖マガキの一大産地である。しかし、生産量は震災前の6割程度に留まっている。生産拡大には、消費者の求めている「安全性の高いマガキ」そして「高品質のマガキ」を生産することが重要である。そのため、殺菌効果の高い高圧処理機を活用して、マガキ体内に存在する細菌類に対して十分な殺菌効果を示し、かつマガキの品質低下をより抑制できる高圧処理条件を検討することが目的である。
  • 2015年8月 - 2015年8月
    宮城県は養殖マガキの一大産地である。マガキは養殖の過程で様々な環境ストレスや感染症の危険に曝されるため、カキの活力や健康状態の変化を的確に評価する指標の確立が必要であり、それを現場で使えるようにすることが目的である。 東北大学での研究シーズを活用し、微量のマガキ血リンパ成分を試料として個体を殺さずに養殖マガキの健康や活力の一次診断を行う手法を確立するとともに、これを現場での定期診断に活用する。
  • 2012年4月 - 2012年4月
    本研究では、超音波のもつ細胞増殖の促進や病原性細菌の抑制効果といった特性を生かして、三陸沿岸の代表的な養殖種であるマガキ(以下、カキという)の安全・低コスト・高効率な養殖技術の開発を行うことが目的である。具体的には、技術開発の基礎となるカキの成長に対する超音波の効果、異なる振動数・振動時間の超音波を用いたカキに対する病原性細菌の抑制効果、そして赤潮の原因となるプランクトンの制御効果などをベンチスケール試験によって検証する。本研究で検討する装置および養殖技術が完成すれば、超音波の成長促進効果によって養殖期間を大幅に短縮することができ、生産コストや労力の低減化を図ることができる。また、細胞に対する刺激効果からカキの生理機能を亢進して免疫活性を高めること、振動数を変えることにより病原性細菌の増殖を抑制できることから、カキの生存率を高めるとともに品質を向上させることができる。また、赤潮プラントンの増殖を抑制する超音波の特性を生かしてきれいな海の実現に寄与できる。
  • 2012年4月 - 2012年4月
    海洋環境、特に沿岸環境の汚染は沿岸生物の個体数の減少や多様性の喪失をもたらし、ひいては水産資源にも大きな影響をおよぼす問題である。さらに言えば、沿岸環境の保全は水棲生物ばかりでなく、周辺で生活する人間にとっても重要である。沿岸環境の良否や変化を評価する指標としては、水質や底質などの物理化学的項目がこれまで主に用いられてきた。近年、環境評価に生物指標(バイオマーカー)を導入することは必須になってきており、生理生態特性を考えると二枚貝類が最適なバイオマーカーだと考えられる。本事業はマガキを用いた環境評価法の確立を目指し、評価項目や評価基準を検討する。
  • 2012年4月 - 2012年4月
    ノロウイルスによる急性胃腸炎の原因食品としてカキなどの二枚貝が取り上げられてからカキの消費量、価格は低迷傾向にあり、とりわけ生食用かきの生産は大きな打撃を受けていることから、「ノロウイルスフリーカキ」生産法の確立が強く望まれている。ノロウイルスに関する基礎研究に早くから取り組んできた当財団では、「カキがノロウイルスを取り込むしくみ」を解明し、それを応用することで「カキにノロウイルスを取り込ませない方法」の確立を目指す。 宮城県のマガキは世界各地に輸出され、その地に定着し、重要な産業種としての地位を確立してきた。今日、産地間競争は激しさを増しており、特に「量から質へ」の転換をはかる動きは加速している。このような状況において、我が国のかき産業の優位性は失われつつあり、カキの品質向上は喫緊の課題である。本研究は遺伝育種学的手法を取り入れて国際競争力をもつ優れたカキの開発を目指すものである。
  • 2012年4月 - 2012年4月
    本研究では、海産二枚貝アカガイの造血組織に重粒子線を照射し、造血組織の形態変化、造血細胞の生存率や正常細胞率の変化、DNA変異の有無等の細胞化学的、分子生物学的な変化を把握するとともに、照射後の個体の死亡率の変化や細菌感染性の変化等を知ることで、海産二枚貝における造血組織の特異性と重要性を明らかにすることを目的とする。
  • 2011年7月 - 2011年7月
    本研究では、海産二枚貝アカガイの造血組織に重粒子線を照射し、造血組織の形態変化、造血細胞の生存率や正常細胞率の変化、DNA変異の有無等の細胞化学的、分子生物学的な変化を把握するとともに、照射後の個体の死亡率の変化や細菌感染性の変化等を知ることで、海産二枚貝における造血組織の特異性と重要性を明らかにすることを目的とする。
  • 2011年4月 - 2011年4月
    ノロウイルスによる急性胃腸炎の原因食品としてカキなどの二枚貝が取り上げられてからカキの消費量、価格は低迷傾向にあり、とりわけ生食用かきの生産は大きな打撃を受けていることから、「ノロウイルスフリーカキ」生産法の確立が強く望まれている。ノロウイルスに関する基礎研究に早くから取り組んできた当財団では、「カキがノロウイルスを取り込むしくみ」を解明し、それを応用することで「カキにノロウイルスを取り込ませない方法」の確立を目指す。 宮城県のマガキは世界各地に輸出され、その地に定着し、重要な産業種としての地位を確立してきた。今日、産地間競争は激しさを増しており、特に「量から質へ」の転換をはかる動きは加速している。このような状況において、我が国のかき産業の優位性は失われつつあり、カキの品質向上は喫緊の課題である。本研究は遺伝育種学的手法を取り入れて国際競争力をもつ優れたカキの開発を目指すものである。
  • 2011年4月 - 2011年4月
    海洋環境、特に沿岸環境の汚染は沿岸生物の個体数の減少や多様性の喪失をもたらし、ひいては水産資源にも大きな影響をおよぼす問題である。さらに言えば、沿岸環境の保全は水棲生物ばかりでなく、周辺で生活する人間にとっても重要である。沿岸環境の良否や変化を評価する指標としては、水質や底質などの物理化学的項目がこれまで主に用いられてきた。近年、環境評価に生物指標(バイオマーカー)を導入することは必須になってきており、生理生態特性を考えると二枚貝類が最適なバイオマーカーだと考えられる。本事業はマガキを用いた環境評価法の確立を目指し、評価項目や評価基準を検討する。
  • 2006年4月 - 2006年4月
    三陸沿岸域は清浄海域であり全国的にも知られた生食用マガキの生産地である。近年、ノロウイルスの感染によるヒトの急性胃腸炎の発生が問題となっており、特に平成18年の11月から12月に猛威を振るった。実際の原因のほとんどはヒトカラヒトへの感染性胃腸炎であったのにもかかわらず、風評被害によってカキの生食にも原因があるとされ、宮城県では全生産量の90%を占める生食用カキの出荷が制限されるなどカキ類の生産は大きな打撃を受けた。水産関係者として早急に対策を講じる必要があるが、最終的に目指すべきはノロウイルスに汚染されていない清浄なカキを生産することであり、また清浄であることを簡単かつ正確に証明する手法を開発することであろう。しかし、目標は定まっても、それを実現するための具体的かつ有効な対策を打ち出すためには、解決すべき困難な問題は数多くあると思われる。 そこで、かき研究所ではカキをはじめとする二枚貝の生物学を研究してきた立場から、いくつかの問題点を取り上げて検討を加え、それらを解決できる可能性を模索した。具体的に18年度で行ったことは、一般にノロウイルス検出のために用いられているRT-PCR法に若干の改良を加えたこと、環境要因とノロウイルス汚染の関係を調べる研究の第一歩として、調査定点を増やして事業を実施したことである。
  • 2005年4月 - 2005年4月
    三陸沿岸域は清浄海域であり、全国的にも知られた生食用マガキの生産地である。先に述べたように、近年、冬場に発生する食中毒の代表的なものとして問題視される風邪に似た症状を伴うヒトの急性胃腸炎の原因のほとんどが、ノロウイルスの感染であるとされている。その多くがカキの生食に起因するとされ、全生産量の90%を占める生食用カキの出荷が制限されるなどマガキをはじめカキ類の生産に大きな打撃を与えている。したがって、水産関係者として早急に対策を講じる必要がある。具体的に目指すべきはノロウイルスに汚染されていない清浄なカキを生産することであり、また清浄であることを簡単かつ正確に証明する手法を開発することであろう。しかし、目標は定まっても、それを実現するための具体的かつ有効な対策を打ち出すためには、解決すべき困難な問題は数多くあると思われる。 そこで、かき研究所ではカキをはじめとする二枚貝の生物学を研究してきた立場から、いくつかの問題点を取り上げて検討を加え、それらを解決できる可能性を模索した。具体的に17年度で行ったことは、一般にノロウイルス検出のために用いられているRT-PCR法に若干の改良を加えたこと、マガキからのノロウイルス検出方法を確立し、さらにこの検出法を用いて養殖マガキにおけるノロウイルス汚染状況を明らかにしたことである。
  • 2003年4月 - 2003年4月
    三陸沿岸域は清浄海域であり、全国的にも知られた生食用マガキの生産地である。近年、冬場に発生する食中毒の代表的なものとして問題視される風邪に似た症状を伴うヒトの急性胃腸炎の原因のほとんどが、小型球形ウイルス(ノロウイルス、食中毒の原因ウイルスとしてはSRSV)の感染であるとされている。その多くがカキの生食に起因するとされ、生食用カキの出荷が制限されるなどマガキをはじめカキ類の生産に大きな打撃を与えている。したがって、水産関係者として早急に対策を講じる必要がある。具体的に目指すべきはSRSVに汚染されていない清浄なカキを生産することであり、また清浄であることを簡単かつ正確に証明する手法を開発することであろう。しかし、目標は定まっても、それを実現するための具体的かつ有効な対策を打ち出すためには、解決すべき困難な問題は数多くあると思われる。 そこで、かき研究所ではカキをはじめとする二枚貝の生物学を研究してきた立場から、取り組むことのできる課題を模索した。その結果、本研究では、マガキ体内におけるSRSVの蓄積の仕組みについて組織学的に詳細な検討を行い、SRSVの潜伏・蓄積する部位を特定するとともに、その特定部位からSRSVが検出されるかどうか、養殖マガキを材料として調べることを目的とする。
  • 1995年4月 - 1995年4月