基本情報

所属
東北大学 大学院医学系研究科・医学部 保健学専攻 基礎検査医科学講座 分子機能解析学分野 准教授
学位
薬学博士(東北大学)
薬学修士(東北大学)

J-GLOBAL ID
200901008460367610
researchmap会員ID
1000005918

外部リンク

経歴

  8

論文

  76

MISC

  13

書籍等出版物

  7

講演・口頭発表等

  196

その他

  8
  • 2013年4月 - 2013年4月
    免疫測定法は抗原抗体反応に基づく分析法で, 臨床診断マーカーや環境汚染物質などの検出と定量に重用されている. 近年, 遺伝子操作の発達により, 特異抗体の可変部を連結して人工の低分子抗体フラグメント (一本鎖Fvフラグメント; scFv) に変換し, さらに酵素や蛍光タンパク質などのシグナルタンパク質を直結させることが可能になった. これらの融合タンパク質は, 免疫測定法の感度や利便性を大幅に改善しうる理想的なプローブとして期待される. 本研究では, 低分子量の臨床診断マーカーを測定対象として, scFv-酵素融合タンパク質を新規に調製し, その有用性を検討する.
  • 2012年8月 - 2012年8月
    実験のスケールを通常の百分の1程度に小さくするマイクロスケール実験は,省資源・省エネであるとともに,廃棄物が激減する環境にやさしい実験である。また,安全で簡単にできるのが特徴である。通常では不可能な爆発も各参加者が安全に行うことができる。化学の面白さを認識するとともに,環境問題を考える際の基本事項について学びことを目指して,今回はいろいろなマイクロスケール実験にチャレンジしてもらう。 1.電気分解といろいろな電池: マイクロスケール実験キットを使い,爆鳴気の爆発,ホフマン電解槽の組み立てとそれを使って電解で生じる気体の体積を調べる,燃料電池をつくる,鉛蓄電池をつくる など多。 2.化学発光: 化学反応のエネルギーで光をつくりだす現象で,電灯や火などと異なり一般に熱を発生しないことから「冷たい光」ともいわれる。 また電源が不要なことから様々な場面で利用されています。 マイクロスケールでルミノールを発光させ,そのエネルギーをる色素に伝える実験を行う。 3.果物の香りの合成 エステルはいくつかの果物の香りの主成分として知られており,香料およびその原料として工業的にも重要な化合物である。マイクロスケールのガラス器具を使用し,アルコールとカルボン酸から実際に果物の香りのするエステルを合成する。
  • 2012年4月 - 2012年4月
    免疫測定法は抗原抗体反応に基づく分析法で, 臨床診断マーカーの検出と定量に重用されている. 本法では, 測定対象物質に対する抗体が「分析試薬」となるが, 動物を免疫して得られる天然の抗体は, 免疫応答が遺伝的統御を受けるため, 必ずしも実用的な結合能を示さない. 本研究では, 抗体遺伝子へランダム変異を導入する「試験管内分子進化」により, 婦人科領域のマーカーであるエストラジオール-17や下垂体副腎疾患マーカーのコルチゾール, 11-デオキシコルチゾールなどに対する既存のモノクローナル抗体の特異性の改善を試みる。この戦略により天然の抗体を上回る変異抗体を創製して実用的な測定系の確立を目指す.
  • 2011年4月 - 2011年4月
    臨床診断マーカーの検出と定量に,抗原抗体反応に基づく免疫測定法は不可欠である。本法における「分析試薬」であるモノクローナル抗体はハイブリドーマ法により調製されているが,動物の免疫応答が遺伝的統御を受けるため必ずしも実用的な抗体は得られない。我々は,抗体遺伝子へのランダム変異の導入により抗原結合能を高める「試験管内分子進化」により,実用的な診断用抗体の創製に取り組んでいる。本研究では,婦人科領域のマーカーであるエストラジオール17βを取り上げ,ハイブリドーマ抗体を上回る変異抗体を創製して実用的な測定系を確立し,遺伝子操作による「新世代の交代と測定系」の有用性を示すことを目的としている。
  • 2010年8月 - 2010年8月
    私たちが開発した楽しいマイクロスケール化学実験を体験するとともに,環境問題について学ぶのが目的である。通常は,生徒一人一人実験することがむずかしい爆発をともなう実験,ホフマン型電解装置の組み立て・操作,電気分解に伴う色の変化,におい,化学発光など,いろいろな現象に触れることにより,科学の面白さを体験する。また,目に見えず,感じることができない放射線が身近にあることを自作のマイクロ霧箱で調べる。マイクロ実験の特色は,短時間でできることであり,謎解きの実験にも挑戦する。これらの講義,実験を通じて,科学的思考力を鍛えるとともに環境問題について科学的に考える力を高める。
  • 2009年4月 - 2009年4月
    乳癌の悪性化に決定的な役割を果たしていると思われるCHIPを標的とした新規乳癌治療法を総括研究機関と共同で開発する。そのため(1)乳癌組織を用いてCHIPのエピゲノム状態を解析することによって,CHIPを標的とした治療が有効な患者群を同定する。(2)CHIP標的治療法の開発に必要なモデル細胞を樹立する。(3)乳癌肝細胞の同定,単離を試み,CHIP動態を解析し本治療法の開発に役立てる。
  • 2009年4月 - 2009年4月
    高感度なハプテン酵素免疫法を確立するためには均質な組成を持ち,高感度に追跡可能は酵素標識パフ点が求められる。本研究では標的ハプテンに対する抗体のパラトープを認識するβ型の抗イディをタイプ抗体の一本鎖Fvフラグメントと酵素の融合遺伝子を発現させることにより,両者がモル比1対1で結合した均質な"酵素標識ハプテン"としての活用を試みる。
  • 1994年4月 - 1994年4月
    新規N-アセチルグルコサミン抱合型胆汁酸を指標とする肝疾患の病態解析