基本情報

所属
東北大学 大学院理学研究科・理学部 地球物理学専攻 准教授
学位
博士(理学)(東北大学)
理学修士(東北大学)

J-GLOBAL ID
200901045902565169
researchmap会員ID
1000006047

外部リンク

研究キーワード

  2

委員歴

  1

受賞

  1

論文

  46

MISC

  13

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  32

共同研究・競争的資金等の研究課題

  14

その他

  1
  • 2010年4月 - 2010年4月
    XBT(投下型水温水深計)は、航走中の船舶等から簡易に海水温の鉛直分布を計ることを目的として1960 年代に開発された海洋観測機器である。とりわけ1970 年代から1990 年代にかけて世界中で爆発的に用いられ、現在でも上層海洋の水温モニタリングにおいて大きな役割を果たしている。小型・廉価性の故に圧力計を持たない構造のため、水温計測の深度を測器投入後の経過時間をもとに経験的に求める仕組みとなっているが、この際に用いる時間深度変換式にバイアスがあることと、市販されているプローブの重さにバラツキがあることが原因で、海洋の数十年規模変動や過去数十年の海洋温暖化の見積が大きな不確定性を持つことが、現在、大きな問題となっている。 本研究では、申請者らがこれまで様々なタイプのプローブ式投下型海洋計測器についてその降下速度や計測精度を検証してきた(Kizu and Hanawa, 2002a,b; Kizu et al., 2005a,b; Kizu et al., 2008)実績を踏まえ、これまで国内外で最も多く使われてきたT-7 型XBT について、現在の標準的水温測定機器である水温電気伝導度水深計(CTD)との同時観測を実施して、海水中のその降下速度を再評価し、降下速度のバラツキがもたらす海洋表層貯熱量およびその変動の評価への影響を定量化することを目的とした。年度内に行ったJAMSTEC白鳳丸の航海において,重さを調整した特注品のT7と日米の2社による市販品とをCTD観測中に投下する実験を行って、降下率に対するプローブ重量の影響を定量的に評価し、近年のXBTバイアス問題を解釈する上で大変有益な実証データを得た。