2017年4月 - 2020年3月
課題集中校での社会情動的スキル形成のための生徒指導実践に関するエスノグラフィ研究
文部科学省 科学研究費補助金(日本学術振興会・文部科学省)-基盤研究(C)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 2,700,000円
- (直接経費)
- 0円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
従来の生徒指導は、きまり遵守や非行防止等の統制的指導に向かい、教師の疲弊感も強く、困難を有する生徒の文化的資源の欠落やコミュニティでの社会関係の剥奪等を補償すべく構成されてこなかった。しかしながら、SSWerや若者支援機関等との連携によるチーム学校の構築によって、生きづらさを乗り越え社会関係を構築する非認知的スキルの形成を図る「ケアする実践」が意識され、課題集中校とりわけ定時制や通信制などでの実践課題となってきた。対象校を選び、観察や聞き取りという現場当事者の視点からエスノグラフィックな調査を行い、社会的包摂を目的とした実践の内容や方法、その効用と問題点を実証的に分析したい。