2006年 - 2009年
自律と連携による新たな都市・地域システムの構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
日本の集計データに基づいた幸福関数の統計的分析は「他者との比較」を表す生活水準が住民の幸福度に影響を与えることを示す。一方、物質の豊かさの価値よりも心の豊かさに価値を置く方が幸福度を増加させる。幸福度は所得満足度と共に単調に増加するが、所得満足度は生得水準の単調増加ではなく、「快楽の踏み車」仮説があてはまる。社会環境を表す所得分配の不平等と失業率はいずれも個人の幸福度に負の影響を与えるが、不平等よりも失業が住民の幸福により大きな影響を与える。
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- 課題番号 : 17203018
- 体系的課題番号 : JP17203018