共同研究・競争的資金等の研究課題

2002年 - 2004年

循環型情報社会の創出を目指した協働的メディア・リテラシーの実践と理論に関する研究

文部科学省  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)
  • 水越 伸
  • ,
  • 菅谷 明子
  • ,
  • 砂川 浩慶
  • ,
  • 山内 祐平
  • ,
  • ペク ソンス

課題番号
14310071
体系的課題番号
JP14310071
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
11,500,000円
(直接経費)
11,500,000円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

本年度も過去二年度間と同様、申請時の計画をたどるかたちで、下記の実績を上げることができた。(1)あらたなメディアとして携帯電話(モバイル・メディア)を取り上げ、そのリテラシーのあり方について理論と実践を展開した。その成果は、2004 International Conference on Mobile Communication(韓国)等で発表した。(2)前年度から引き続き、Media Teachers Village、d' CATCHを展開し、前者については日本教育工学会年次大会、後者についてはAsian Media Information and Communication Centre (AMIC)年次総会(タイ)、Thai Youth News Center等で発表した。(3)本研究の成果全般については、日本教育メディア学会年次大会、台湾政治大学媒体素養研究室(台湾)、ICTE大会等で発表をおこなった。(4)3年度間の成果を踏まえ、テレビをめぐるメディア・リテラシーについての基礎理論と学習プログラムを考案し、それをもって高校生から大学1〜2年生を主な対象読者とする書籍(DVD付)を刊行した(研究発表の欄参照)。(5)研究代表者、および分担者が進めている共同研究プロジェクト、「メルプロジェクト(Media Expression, Learning and Literacy Project)」において、合計9回の月例公開研究会、下記研究合宿をおこない、年度末のシンポジウム(2日間、実250名)などを開催した。メルでは、月1〜2回のメールマガジンを約600名の登録者に配信し、日英二カ国語に対応したウェブサイトで情報の集約をはかった。(6)メルプロジェクトにおいて、中国、台湾、韓国の主要なメディア・リテラシー関連の研究者、大学院生などとの交流を深めた結果、本研究3年度間の成果を踏まえつつ東アジア各国語でメディア・リテラシーの基礎理論に関する知見を発表する予定を取り決めた(平成17年度内)。3年度間の助成によって、メルプロジェクトは日本におけるメディア・リテラシー研究の拠点となることができた。今後は(6)にあるとおり、東アジア諸国、諸地域間での連携を進め、引き続き研究の展開を図っていく予定である。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/14310071.ja.html
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-14310071
ID情報
  • 課題番号 : 14310071
  • 体系的課題番号 : JP14310071

この研究課題の成果一覧

書籍等出版物

  1