2009年4月 - 2011年
ヒスタミンH1受容体発現ニューロンの選択的破壊を利用した摂食調節神経回路の研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 課題番号
- 21590258
- 体系的課題番号
- JP21590258
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 4,680,000円
- (直接経費)
- 3,600,000円
- (間接経費)
- 1,080,000円
- 資金種別
- 競争的資金
摂食行動の調節機構は、過食による肥満症、糖尿病等の治療を考える上で重要である。視床下部に摂食中枢および満腹中枢が存在することは古くから知られていたが、最近レプチンを始めとする種々の摂食調節因子が発見されたのを契機に、より正確な摂食の神経回路が描きなおされている段階である。本研究では、特定のタイプのニューロンのみを特異的に破壊するという選択性にすぐれた手法を用いることで、摂食調節の神経回路を明らかにすることを目指している。このために、視床下部に存在するヒスタミンH1受容体発現ニューロンに着目した。それは、H1拮抗薬が食欲増進をおこすこと、H1受容体欠損マウスが肥満をおこすことなどからこのニューロンが摂食調節に関与すると考えられることによる。このニューロンを視床下部で選択的に死滅させるために、イムノトキシンを用いた細胞標的法によりH1受容体発現細胞を特異的に死滅させる遺伝子改変マウスを作製した。このマウスではH1受容体の換わりにイムノトキシン感受性であるヒトIL-2Raが発現しており、イムノトキシンの局所投与によりH1受容体発現細胞のみを選択的に死滅させることが可能である。さらに、マウス視床下部において、H1受容体発現ニューロンの局在を明らかにするため、H1受容体のRNAプローブを用いたin situ hybridization法によりH1受容体発現を調べた。その結果、室傍核と腹...
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- ID情報
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- 課題番号 : 21590258
- 体系的課題番号 : JP21590258