2012年4月 - 2015年3月
視床下部ヒスタミンH1受容体発現ニューロンを標的とした摂食調節回路の包括的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 課題番号
- 24590302
- 体系的課題番号
- JP24590302
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 5,330,000円
- (直接経費)
- 4,100,000円
- (間接経費)
- 1,230,000円
- 資金種別
- 競争的資金
摂食調節で重要な役割を果たしている視床下部室傍核で、ヒスタミンH1受容体(H1R)発現ニューロンに注目した。このH1Rニューロンを選択的に死滅させるとマウスの摂食量、体重が増加した。エネルギー消費量、自発運動量に影響はなかった。H1Rニューロンは、室傍核にある神経内分泌ニューロンのうち、CRHニューロンと密接な関係があること、オキシトシン、バソプレシン、TRH各ニューロンとは直接の関係がないことが分かった。この結果から、室傍核にはH1R/CRH系を介した摂食抑制経路があることが強く示唆された。また、最近報告されているオキシトシンニューロンを介した摂食抑制作用とは全く別の経路であると考えられる。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 24590302
- 体系的課題番号 : JP24590302