共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年4月 - 2015年3月

Rac1活性の光制御によりマクロパイノサイトーシスをコントロールする

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
23390039
体系的課題番号
JP23390039
配分額
(総額)
16,770,000円
(直接経費)
12,900,000円
(間接経費)
3,870,000円

マクロパイノサイトーシスにおけるRac1分子スイッチの役割を、photoactivatable (PA)-Rac1 の光制御法により解析を行った。顕微鏡下で細胞の局所に光を照射してPA-Rac1をON状態にすると、アクチン重合やPIP2産生により細胞表層ラッフリングが起こり、多数のマクロパイノゾーム前駆構造が形成された。しかし、Rac1がONのままではその前駆構造は開口したカップ状態で留まり、光照射を止めOFF状態にすることで初めて閉鎖が起こりマクロパイノゾーム成熟過程へと進行する。このようにRac1のONとOFFが、カップの形成と閉鎖のそれぞれに重要な役割を果たしていることが明らかとなった。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-23390039/23390039seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23390039
ID情報
  • 課題番号 : 23390039
  • 体系的課題番号 : JP23390039

この研究課題の成果一覧

論文

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