2011年4月 - 2015年3月
Rac1活性の光制御によりマクロパイノサイトーシスをコントロールする
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
マクロパイノサイトーシスにおけるRac1分子スイッチの役割を、photoactivatable (PA)-Rac1 の光制御法により解析を行った。顕微鏡下で細胞の局所に光を照射してPA-Rac1をON状態にすると、アクチン重合やPIP2産生により細胞表層ラッフリングが起こり、多数のマクロパイノゾーム前駆構造が形成された。しかし、Rac1がONのままではその前駆構造は開口したカップ状態で留まり、光照射を止めOFF状態にすることで初めて閉鎖が起こりマクロパイノゾーム成熟過程へと進行する。このようにRac1のONとOFFが、カップの形成と閉鎖のそれぞれに重要な役割を果たしていることが明らかとなった。
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- 課題番号 : 23390039
- 体系的課題番号 : JP23390039
この研究課題の成果一覧
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論文
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PLOS ONE 9(5) e97749 2014年5月 査読有り最終著者責任著者
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SCIENTIFIC REPORTS 3 2385 2013年8月 査読有り責任著者