2001年 - 2003年
気管支喘息発症機序解明へのアプローチ-抑制性転写因子SOCS-1およびIL-12抑制蛋白の役割-
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 13670603
- 体系的課題番号
- JP13670603
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 3,700,000円
- (直接経費)
- 3,700,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
喘息モデルマウスにおけるSOCS familyの発現を灌流肺組織において経時的に検討し、SOCS-3,SOCS-5は有意に変化せず、IL-4やIFNの発現に一致してSOCS-1のみが発現増強することを明らかにした。脾臓における発現はいずれも大きな変化をきたさなかった。そこで、SOCS-1の役割をさらに検討するために、SOCS-1の発現が低下するSOCS-1ノックアウトのヘテロマウスにおいて検討した。本マウスでは、好酸球性気道炎症の成立には影響しないが、好酸球性炎症の吸収過程を阻害し、気道炎症が遷延化することが明らかとなった。さらに、SOCS-1・リポソームの投与によりSOCS-1を強制的に過剰発現させると、好酸球性気道炎症が有意に抑制された。以上の結果から、SOCS-1が好酸球性気道炎症で発現し、その消退過程を促進する方向に働く分子であることが明らかになった。SOCS-5の働きは明らかになっていないが、リンパ球のTh2への分化抑制が報告されている。我々の検討でも、SOCS-5Tgマウスでは無処置マウスでもTh1へシフトしたサイトカイン発現が認められた。しかし、本マウスに喘息モデルを作成すると、明らかに過剰な好酸球の浸潤が認められた。種々の検討により、病的状態においてはSOCS-5過剰発現は必ずしもTh2への分化を抑制しないことを明らかにした。初期に想定された生体内のIL-12...
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- ID情報
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- 課題番号 : 13670603
- 体系的課題番号 : JP13670603