他者の玩具の要求を拒否することが多い広汎性発達障害児を対象として、要求充足行動の促進を試みた。その方法では刺激等価性の枠組みの観点からの指導を行った。その結果、対象児の要求充足行動が促進できた。ロールプレイなどSSTで用いられることが多い方法と比較して、指導の準備という観点から容易な方法であることから、学校教育現場などでの汎用性が高いと思われた。