2016年4月 - 2019年3月
大規模疫学調査に基づく中国の食道癌発症リスクの同定と発症低減策の費用対効果の分析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
1.癌患者と健常者合わせて40,000人の属性、生活習慣、環境に関するデータを収集した。同時に当初の目的である水質に関する調査も150か所で行った;2.本研究に関連した一連の水質調査にもとづき、飲料水(雨水の貯水池など)における硝酸塩とアンモニアの混入が非多発地帯に比べて2倍以上高いことがわかった。このエビデンスの創出により、上水道整備を河北省政府に嘆願して2か所の農村で地下100m以下の地下水くみ上げ方式の上水道整備を実現した;3.食道癌患者と健常者との生活習慣との比較により、生活習慣での発症リスク因子の特定を行った。その結果、熱い食べ物、カビの食品の摂取などが同定された。
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- 課題番号 : 16H05825
- 体系的課題番号 : JP16H05825