2008年
アジア都市圏における水問題解決のための適応策に関する研究
その他の研究制度
- 資金種別
- 競争的資金
20世紀後半からの急激な人口増加と人間活動の拡大により,水循環系は地球規模レベルから小流域に至るまで大きく変化してきており,それに伴って多様な水問題が生じてきた.特に,アジアの諸都市においては,温室効果ガスの増加による気候変動の影響を強く受け,森林伐採や人口集中による急激な都市化の進展や産業の発展と高度化に伴い,激甚な水災害,著しい水域の汚染,安全な飲料水へのアクセス不足,厳しい水不足,地下水障害,激しい海岸浸食,などの甚大な水問題が生起してきており,これら水問題の解決が都市存続に関わる最重要課題として取り上げられている.
本高度研究では,アジア都市圏における上述の様々な水問題の内,手始めとして特に,都市洪水災害問題,都市河川水不足問題,安全な飲料水の配水問題,貯水池や河川の水質汚濁問題,海岸浸食問題を取り上げ,これらの水問題解決のため,各都市の水問題発生の構造を自然条件と社会・経済・制度・歴史・文化などの面から適切に把握・分析することを基礎として,それぞれの都市で実行可能な技術手段と具体的な方策や政策シナリオを提示することを目指す.
本高度研究では,アジア都市圏における上述の様々な水問題の内,手始めとして特に,都市洪水災害問題,都市河川水不足問題,安全な飲料水の配水問題,貯水池や河川の水質汚濁問題,海岸浸食問題を取り上げ,これらの水問題解決のため,各都市の水問題発生の構造を自然条件と社会・経済・制度・歴史・文化などの面から適切に把握・分析することを基礎として,それぞれの都市で実行可能な技術手段と具体的な方策や政策シナリオを提示することを目指す.