
巌佐 庸
イワサ ヨウ (Iwasa Yoh)
更新日: 03/05
基本情報
- 所属
- 関西学院大学
- 学位
-
理学士(京都大学)理学修士(京都大学)博士(理学)(京都大学)Bachler of Science(Kyoto University)Master of Science(Kyoto University)
- 研究者番号
- 70176535
- ORCID ID
https://orcid.org/0000-0003-0691-1852
- J-GLOBAL ID
- 200901063151880770
- 外部リンク
さまざまな生命現象を数理モデルにし、数学やコンピュータシミュレーションによって調べる研究をしています。研究対象としては、野外での生物の生活の仕方や人口変動、多数の種の共存など、生態学のテーマが中心です。しかし体の中の現象、発生での形づくりやがんの出現なども扱います。2つの例をあげます。(1)水族館の水槽では、魚が大きな群れをつくり、一緒に移動します。近くにいる他の魚に引き寄せられるとか、同じ方向を向いて泳ぐなどの傾向を入れてシミュレーションをしてみます。できた群れは、多数の個体が一緒に同じ向きに泳ぐ場合と、ドーナツのような形になりぐるぐる回る場合がとあります。どういう条件でいずれの形になるのか、ドーナツの輪の大きさはどう決まるかを、数式で表すことができます。(2)免疫系は、体内に侵入した病原体と戦う重要なはたらきをしています。しかし花粉に対して、間違って外敵とみなして戦いを挑むことがあります。それがアレルギーです。アレルゲン免疫療法では、毎日少しずつ花粉を採ることによって、体の中に免疫の暴走を抑える制御性T細胞が次第に蓄積し、花粉の季節が来ても花粉症を起こさなくなります。どのようなスケジュールで花粉を採ることが有効なのかを数理モデルで調べます。
研究キーワード
7研究分野
1経歴
9-
2018年4月 - 現在
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1999年4月 - 2018年3月
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2010年4月 - 2018年3月
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1992年3月 - 2018年3月
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1992年3月 - 1999年3月
学歴
5-
1975年4月 - 1980年3月
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1975年4月 - 1980年3月
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1975年4月 - 1980年3月
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1975年4月 - 1980年3月
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1971年4月 - 1975年3月
委員歴
22-
2014年10月 - 現在
-
2014年10月 - 現在
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2007年10月 - 現在
受賞
5論文
306-
Scientific Reports 2020年12月 査読有り
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Population Ecology 2020年1月2日 査読有り
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Ecology Letters 22(12) 1994 2019年12月 査読有り
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PLOS COMPUTATIONAL BIOLOGY 15(8) 2019年8月 査読有り
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PROCEEDINGS OF THE NATIONAL ACADEMY OF SCIENCES OF THE UNITED STATES OF AMERICA 116(27) 13276 - 13281 2019年7月2日 査読有り
MISC
181-
S-9アジア規模での生物多様性観測・評価・予測に関する総合的研究環境省環境研究総合推進費終了研究等成果報告書 58 - 83 2016年3月
-
THEORETICAL POPULATION BIOLOGY 64(3) 359 - 368 2003年11月
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PROCEEDINGS OF THE ROYAL SOCIETY B-BIOLOGICAL SCIENCES 270(1528) 2017 - 2024 2003年10月
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JOURNAL OF THEORETICAL BIOLOGY 224(3) 339 - 350 2003年10月
-
CHEMOSPHERE 53(4) 389 - 398 2003年10月
書籍等出版物
7-
生物工学基礎コース.丸善(分担執筆) 1998年
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Jahrbuch1996/1997 Wissenschaftskolleg zu Verlin 1998年
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『数理生態学』(巌佐庸編)シリーズ:ニューバイオフィジックス第10巻(共立出版)(編集および総論の執筆) 1997年
-
Proceedings of the Nineth IEEE International Conference on Tools with Artificial Intelligence, Los Alamitos, CA : IEEE Computer Society Press 1997年
-
数理情報科学事典(大矢雅則ら編) 1995年