2013年4月 - 2016年3月
ネピアグラス栽培による重金属汚染,口蹄疫家畜埋却,耕作放棄土壌の修復,飼料生産
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 配分額
-
- (総額)
- 4,000,000円
- (直接経費)
- 2,800,000円
- (間接経費)
- 1,200,000円
- 資金種別
- 競争的資金
家畜生産における粗飼料自給率,さらには食料自給率の向上を目指し,同時に重金属汚染,口蹄疫家畜埋却,耕作放棄などの条件不利圃場での低コストで持続的な粗飼料生産を行うために,矮性ネピアグラス(DL)を中心としたネピアグラス栽培の適応性を,1)宮崎県を中心とした九州・沖縄地域,特に耕作放棄地の放牧管理へのDLの普及,2)重金属(特にカドミウム)汚染土壌の修復に果たすDLを中心としたネピアグラスの機能の解明,3)宮崎県児湯郡内の口蹄疫家畜埋却地における植生管理としてのDL栽培の適応性を,既往の研究成果を継続発展させる形で実施する。その結果,DLの牧草としての優れた特性が種々の条件不利地に応用され,飼料・食料自給率の向上と小規模肉用繁殖牛農家の維持・育成に寄与できることを目指す。