共同研究・競争的資金等の研究課題

2004年4月 - 2005年3月

矮性ネピアグラスの放牧利用による省力的・環境保全的な繁殖牛飼養体系の確立

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

配分額
(総額)
1,400,000円
(直接経費)
1,400,000円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

南九州で多年利用可能と予想される矮性ネピアグラス(Dwarf-late; 以下DL)の地域適応性を,異なる5地点での造成初年度に検討し,宮崎市では牧養力と飼料品質も検討した。造成初年度の越冬率は,宮崎市,水俣市および五和町では各々95,96,93%と高く十分多年利用可能と考えられたが,合志町では17%で低かった。これは越冬期間の最低温度の極値と零下日数と関連していた。造成初年目のDL被食量は,2年目以降に比べ低いが,暖地型牧草として十分高い牧養力を有すると示唆された。