2014年4月 - 2017年3月
血清アミロイドAを介した歯周病から動脈硬化症悪化機序に対する老化への影響
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は,serum amyloid A(SAA)刺激によるヒト大動脈血管内皮細胞(HAECs)に対する老化効果を解析することにより,歯周病からSAAを介した動脈硬化症の悪化,生物学的老化への機序を検索することであった。
21と81歳のドナーのHAECsをSAAで刺激,SAA受容体遺伝子発現を確認したところ,TLR2の発現が著明であった。また,81歳のHEACでは接着分子が強発現しており,炎症応答は強かった。さらに,SA-βGal染色で陽性細胞が多数認められた。
これらの結果からSAA 投与によりTLR2を介して炎症応答,老化応答が高齢者のHAECsにて起こることが推測された。
21と81歳のドナーのHAECsをSAAで刺激,SAA受容体遺伝子発現を確認したところ,TLR2の発現が著明であった。また,81歳のHEACでは接着分子が強発現しており,炎症応答は強かった。さらに,SA-βGal染色で陽性細胞が多数認められた。
これらの結果からSAA 投与によりTLR2を介して炎症応答,老化応答が高齢者のHAECsにて起こることが推測された。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 26463148
- 体系的課題番号 : JP26463148