2001年
乳歯列期側方歯群交叉咬合の早期治療 第1報 歯・歯列弓形態および咬合関係からの検討
小児歯科学雑誌
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- 巻
- 39
- 号
- 1
- 開始ページ
- 135
- 終了ページ
- 145
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11411/jspd1963.39.1_135
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本小児歯科学会
乳歯列期に側方歯群の機能性交叉咬合を呈し,クワドヘリックスにて上顎歯列の側方拡大をして被蓋改善を行った症例に対して,早期に治療することの意義を明らかにするために,治療前後の比較検討を行った.<BR>今回は治療前後の上下顎石膏歯列模型を用い,歯・歯列弓形態および咬合関係について検討し,以下の結論を得た.<BR>1.上顎歯列弓は下顎歯列弓に対し相対的に幅径が狭く,乳犬歯の早期接触により下顎歯列弓が側方に偏位していた.<BR>2.上顎歯列弓を側方拡大し下顎歯列弓との正常被蓋を獲得することにより,上下顎歯列弓正中線および左右咬合関係が一致し,下顎の側方偏位を改善することができた.<BR>3.乳歯列期からの咬合管理は,歯列および顎の健全な育成を図る上で重要である.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11411/jspd1963.39.1_135
- ISSN : 0583-1199
- CiNii Articles ID : 10012153021
- CiNii Books ID : AN00116228