2003年
高有機質土の残留有効応力と一軸圧縮強度に及ぼす異方圧密の影響
土木学会論文集
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- 巻
- 2003
- 号
- 743
- 開始ページ
- 235
- 終了ページ
- 240
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/jscej.2003.743_235
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
異なる主応力比のもとで異方圧密された高有機質土のサンプリングから室内試験に至るまでの作業過程をシミュレートするような一軸および三軸圧縮試験を実施した. 圧密時の主応力比が異なる高有機質土について応力解放後, サクションの測定から残留有効応力を知り, 圧密時の応力異方性が残留有効応力や一軸強度に与える影響を調べている. さらに, 異なる主応力比で圧密された高有機質土の強度の推定方法についても検討している. 圧密時の主応力比をパラメータとした簡便推定法の適用例から, 有効土被り圧が既知で乱れの程度が異なる数個の供試体についてサクションを測定して残留有効応力が求まれば, 一軸圧縮強度に補正を加えることによっていずれもかなりの精度で原地盤の強度が推定できる可能性を示した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscej.2003.743_235
- ISSN : 0289-7806
- ISSN : 1882-7187
- CiNii Articles ID : 10011372970