共同研究・競争的資金等の研究課題

1996年 - 1997年

プレキャストコンクリート舗装の構造設計に関する研究

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(C))  基盤研究(C)

課題番号
08650540
体系的課題番号
JP08650540
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
1,700,000円
(直接経費)
1,700,000円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

これまでの研究においては,PCCPの応力解析に平板FEMモデルを採用し,特に路盤の支持条件を厳密に定式化した.このモデルは,Winkler地盤上の平板理論に基づいたFEMであり,特にプレキャストコンクリート舗装のように比較的小さな寸法のコンクリート版において問題となる版の浮き上がりを考慮できるように拡張した.このFEMモデルを,試験舗装において実施した載荷実験の結果に適用することによって,その有効性を検証した.また,このモデルにおいては設計において重要である温度応力の算定にも適用が可能であることが判明している.このようなモデルに基づいて,以下の点についての研究を展開した.1.寸法の小さいコンクリート版から構成される舗装のたわみは大きいため,重交通道路においてはコンクリート版を荷重伝達装置を用いた目地によって連結する必要がある.このようなプレキャストコンクリート舗装の適用性について検討した結果,曲げ強度を高めることにとって通常のコンクリート舗装と同様の供用性があることが判明した.2.既存のアスファルト舗装を寸法の小さなコンクリート版によってオーバーレイするホワイトトッピングという修繕方法が注目されている.このような舗装に平板モデルを適用してその力学的特性を明らかにした.3.新たなオーバーレイ用FEMモデルの開発し,理論解との比較を行って妥当性を検証した.

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/08650540.ja.html
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08650540
ID情報
  • 課題番号 : 08650540
  • 体系的課題番号 : JP08650540