2006年7月7日
前腕部電気インピーダンスのパラメータ分析による動作判別
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
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- 巻
- 106
- 号
- 162
- 開始ページ
- 25
- 終了ページ
- 28
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
身体運動時における生体電気インピーダンスの等価直列抵抗を用いた運動解析法について提案を行ってきた.生体電気インピーダンスはCole-Cole円弧則の周波数特性に従い,これは4パラメータ(Z_0, Z_∞, f_m, β)によって特徴づけられる.よって身体運動時の4パラメータの分析を行うことで,より詳細な運動の判別や評価が期待できる.そこで本研究では手関節の掌屈,背屈,尺屈,橈屈および前腕の回内,回外の6動作における前腕部電気インピーダンスの周波数特性を測定し,これから得られる4パラメータを用いた判別分析を行い,動作判別の検討を行った.各動作10回ずつ行い計60回のデータを用いて判別分析を行った結果,判別的中率95.0%の結果を得た.よって,4パラメータを用いればこれまで直列抵抗成分だけでは不可であった運動方向の判定の可能性が示唆された.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110004810517
- CiNii Books ID : AN1001320X