2004年
インピーダンス咽頭図(IPG)を用いた加齢による嚥下機能衰退の定量的評価法
岡山大学医学部保健学科紀要
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- 巻
- 15
- 号
- 1
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 7
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18926/15189
- 出版者・発行元
- 岡山大学医学部保健学科
インピーダンス咽頭図(Impedance Pharyngography, 以下IPG)は嚥下活動中の頸部電気インピーダンスを測定するもので,嚥下機能評価を簡便かつ無侵襲に行うことができる手法である。IPG波形は嚥下機能を反映するものであるが嚥下機能の減退による波形への影響はその原因により様々である。すなわち嚥下機能の状態が異なる被験者のIPG波形を直接比較・診断することは測定者の主観に依存することになり客観性に欠ける。本研究では,まず青年健常者のNormal IPGをもとに嚥下機能が反映される波形の特徴を評価するパラメータとして,咽頭通過時間,インピーダンス変化率,類似度,嚥下音タイミングの4つを採用し,IPCを定量的に評価する手法を提案した。また,この評価法を高齢者のIPGに適用し,青年健常者に比べて嚥下活動に関与する器官が円滑に活動を履行する能力に減退が生じる様子を定量的に示した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18926/15189
- ISSN : 1345-0948
- J-Global ID : 200902231939414421
- CiNii Articles ID : 120002307994
- CiNii Books ID : AA11403004