1994年
CCDイメージセンサを利用した高速ハフ変換
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
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- 巻
- J77-D-II
- 号
- 4
- 開始ページ
- 737
- 終了ページ
- 743
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
ハフ(Hough)変換の高速化に関する論文である.2次元CCDイメージセンサをθ-ρ平面メモリとして用いる,高速描画の新しい手法を提案している.その原理を示し,試作ハードウェアの構成と評価結果を記す.最後に本手法を実施するための具体的方法と将来への展望を記す.原理は次のようである.「計算機とは別に外付けハードウェアを用いる.ハードウェアはハフ曲線発生部,ブラウン管オシロスコープ,イメージセンサ,画像入力部からなる,X-Y平面上の候補点座標はハフ曲線発生部に送られ,ブラウン管面上に曲線を描く,これを光学系によりセンツ面に投影する.曲線描画ごとにセンサ中の単位画素に曲線の通過度数が累積される.最後にイメージセンサの内容をAD変換して計算機内に取り込む.この際,平行して度数レベルを監視し,度数探索の指標を得る」.本手法は光学系を利用した2次元メモリの直接アドレッシングを用いてθ-ρ平面の描画を行っており,高速である.また描画光学系を複数個用いた並列処理への拡張が容易である.試作回路ではθ-ρ平面の1点当り75nsの描画速度を得た.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110003228393
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN1007132X
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/3873282
- ID情報
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- ISSN : 0915-1923
- CiNii Articles ID : 110003228393
- CiNii Books ID : AN1007132X