MISC

1986年

凍結融解後のマウス胚生存性に及ぼす各種東結保護剤の効果

家畜繁殖学雑誌
  • 浦野 浩司
  • ,
  • 高橋 芳幸
  • ,
  • 金川 弘司

32
3
開始ページ
130
終了ページ
133
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.1262/jrd1977.32.130
出版者・発行元
THE SOCIETY FOR REPRODUCTION AND DEVELOPMENT

1価から5価までのアルコールおよびDMSOを凍結保護剤として,8細胞期胚から中期胚盤胞までのマウス胚を凍結し,それらの保護効果を調べ,同時に凍結保護剤の除去法についても検討した。凍結保護剤は最終添加濃度を1.5Mとして5段階に分けて添加しプログラムフリーザーで凍結した。胚の融解は37°C温湯中で行い0.5Msucrose溶液に浸漬させるか(sucrose法),あるいは直接PBSに浸漬させて(PBS法)凍結保護剤を除去した。<BR>その結果,methylalcoholおよびadonitolは今回の条件では凍結保護剤として不適当であるがethyleneglycol,glycerolおよびDMSOは有効であることがわかった。また,erythritolおよびxylitolを使用した場合にはsucrose法によって除去した時にのみ生存胚が得られたが,ethyleneglycolを使用した時にはPBS法でもsucrose法と同様に高い生存率が得られた。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1262/jrd1977.32.130
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40004157281
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00212753459?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.1262/jrd1977.32.130
  • ISSN : 0385-9932
  • CiNii Articles ID : 40004157281

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