2009年 - 2011年
腫瘍由来変異と進化に基づく癌抑制タンパク質p53四量体安定性と機能不全閾値の解明
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 21310133
- 体系的課題番号
- JP21310133
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 18,200,000円
- (直接経費)
- 14,000,000円
- (間接経費)
- 4,200,000円
- 資金種別
- 競争的資金
p53の四量体形成はその機能発現に必須である。ヒト悪性腫瘍において、p53四量体形成ドメイン31アミノ酸残基中、24残基に49個のミスセンス変異が報告されている。これらの変異によるp53機能の不活性化機構の解明は、p53遺伝子のミスセンス変異による細胞癌化を理解する上できわめて重要である。一方、p53タンパク質は、魚類から哺乳類に至るまで広く脊椎動物において存在している。本研究では、『癌抑制タンパク質p53の四量体形成ドメイン変異および進化的置換による四量体形成とそれに引き続く生物イベントを定量的に解析し、p53四量体安定性と機能不全との間の閾値問題を解明する』ことを目的としている。本年度は、魚類から哺乳類に至る様々な種のp53四量体形成ドメインペプチドについて網羅的に解析するため、未知であった爬虫類のものとしてSoftshell Turtle由来のp53を新規にクローニングした。化学合成した各ペプチドの多量体形成能をゲル濾過クロマトグラフィーおよび円二色性(CD)により解析した。その結果、進化と四量体形成能の間に顕著な相関があることを見出した。さらに、細胞内でのp53機能に対する閾値の解析のため、生理学的濃度において、四量体形成能を解析可能なbimolecular fluorescent complementation法を用いる解析系の構築を実施した。このために、蛍光タンパ...
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- ID情報
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- 課題番号 : 21310133
- 体系的課題番号 : JP21310133