2017年4月 - 2020年3月
体液調節におけるムスカリン受容体の包括的な役割解明
日本学術振興会 科学研究費補助金基盤研究(C)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 4,680,000円
- (直接経費)
- 3,600,000円
- (間接経費)
- 1,080,000円
- 資金種別
- 競争的資金
体液量の調節は生命の維持に必須であり、流入水分量と排出水分量は、神経性・体液性因子の調節により厳密に制御されている。我々は、体液調節に重要な役割を果すバゾプレシン(AVP)の分泌調節に、アセチルコリン(ACh)の作用を仲介するM2ムスカリン受容体サブタイプが関与することを初めて見出している。本研究では、体液調節におけるムスカリン受容体の新たな制御機構を解明する目的で、サブタイプ欠損マウスを用いてAVP分泌調節機構の詳細を明らかにするとともに、別の体液調節因子であるアルドステロンの分泌調節、および体液の保持に直接影響を及ぼす腎機能の調節にムスカリン受容体サブタイプがどのような役割を果すのか検討する。