2006年
残留性有機フッ素化合物PFOS,PFOAの下水処理場における挙動調査
環境工学研究論文集
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- 巻
- 43
- 号
- 開始ページ
- 105
- 終了ページ
- 111
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11532/proes1992.43.105
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
残留性有機フッ素化合物PFOS、PFOAの下水処理場における流入および流出負荷や各処理過程における挙動については、未解明な部分が多い。そこで、本研究では下水処理場 (処理人口: 57万人) を対象として2005年9月と2006年1月に水質・水量調査を行い、下水処理場内の各処理過程における挙動を検討した。その結果、1) 生物反応槽内において80%以上が活性汚泥に吸着しており、蓄積の可能性が示唆されたこと、2) オゾンおよび生物活性炭による超高度処理ではPFOSの濃度が84%減少したこと、3) 流入水および放流水 (処理水量: 18.5万m3/day) 中のおけるPFOSのフラックスがそれぞれ1.5、5.6g/day、PFOAでは10.0、12.4g/dayであったことなどが明らかとなった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11532/proes1992.43.105
- ISSN : 1341-5115
- CiNii Articles ID : 130003949503