基本情報

所属
九州産業大学 商学部 教授
学位
Master of Commerce(Kindai University)

連絡先
kanekawakazuogmail.com
J-GLOBAL ID
200901000861491631
researchmap会員ID
1000172485

外部リンク

研究キーワード

  4

研究分野

  1

学歴

  2

論文

  131

MISC

  40

書籍等出版物

  22

講演・口頭発表等

  51

担当経験のある科目(授業)

  26

共同研究・競争的資金等の研究課題

  6

その他

  3
  • 33
    2021年4月 - 2023年3月
    本研究の目的は.会計基準の国際的コンバージュンスの動きのもとで.日本と中国の損益計算書の表示方法と計算方法の違いを明らかにすることである.現在,日本企業会計基準(J-GAAP1)と中国企業会計準則(CAS)とともにコンバージヱンスの段階であるが.J-GAAPと国際財務報告基準(IFRS). CASとIFRSに間にはそれぞれ差異が存在している.日本はIFRSの任意適用を認めているが.中国では未だ適用が認められていない. IASBの金融商品.公正価値.収入についての修正が中国の法律に反しているものがあり.また中国には特殊な国有企業があるなどの理由で.あくまでコンバージェンスであると明言している. また,コンバージェンスの状況について.J-GAAPよりCASの方が進んでおり.CASとIFRS との差異は少ないが.確実に存在している.したがって.IFRSを適用しない場合,J-GAAPに基づいて作成された損益計算書とCASにもとづいて作成された損益計算杏の比較はできない. 両国で異なる経済,法律.政治環境のもとで.会計基準などを作成しているので.IFRSに基づいて財務諸表を作成しなければ.比較可能とはならない.この問題については.日本企業会計基準委員会が任意適用から強制適用に移行すること.中国財政部が任意適用あるいは強钊適用を採用することにより.日中の企業の財務諸表を比較することが可能となるであろう.
  • 42
    2017年10月 - 2019年9月
    農業には他の産業にはない特性がある,その特性に合致させることを目的として,収益認識基準として例外的に収穫基準を採用していると考えられる.収穫基準は,実現主義の例外である.一般に物品の販売においては,実現主義に基づく販売基準が適用されている(損益計算書原則 三のB) .販売 とい う事象が発生した時点において収益を認識する販売基準に対して,収穫基準は販売よりも早い収穫という事象が発生した時点において収益を認識する.農業の特性に合致させる目的で収穫基準が存在しているにもかかわらず.農業会計が関係する3つの会計制度,すなわち企業会計原則,所得税法の計算規定,国際 会計 基準 第41号農 業(以下「IAS41 」とする)に従って作成された会計報告書には収穫額が表示されないという欠陥が存在する.本研究はこの欠陥を明らかにしたうえで,これを解消するための方法の一つを提言する.3つの異なる制度に従った計算過程と計算結果を比較する目的で.第Ⅲ章から第VI章において同一の単純化した具体例を用いる.
  • 10
    2012年4月 - 2014年3月
    本研究の目的は,中国の会計不正行為を調べて,その原因と不正行為を防止する方法について提言することである.そのために,次の4つの段階で研究を進める.まず,中国の会計不正行為の原因について明らかにする,次に,不正行為を防止するための手段としての内部統制の内容と役割 につ いて 紹介 し,中日 の内部 統制 を規制 する 法律 であ るC-SOXとJ- SOXを比較する.その後, C-SOXと中国における内部統制の現状について調査•分析する.最後に,内部統制の有効性と改善点について述べ,中国における企業の内部統制の問题点を指摘し,課題を提言する.