本研究では今まで計算が困難であった大規模分子シミュレーションを実現するために、並列分散処理を実現する革新的なアルゴリズムを開発し、グリッド技術を用いて高速計 算が可能なプログラムの開発を行う。本研究により計算化学シミュレーションの適用範囲が拡大し、新規材料開発や創薬の効率向上が可能となる。これにより巨大系の電子状態を詳細に調べることができるようになり、新薬や新規物質の開発が計算機を用いて可能なることが期待される。