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査読有り
2016年5月

【副甲状腺ホルモン】CKD-MBDにおける血管病変

(株)医薬ジャーナル社 Clinical Calcium
  • 塩井 淳

26
6
開始ページ
883
終了ページ
888
記述言語
英語
掲載種別
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)

血管石灰化は慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)の血管病変であるアテローム硬化および動脈壁硬化において認められる。アテローム硬化性石灰化(内膜石灰化)および中膜石灰化はCKDにおける心血管疾患の発症・進展に関与している。疫学データからCKDにおける心血管系死亡の主な原因は,アテローム硬化性疾患ではなく,左室肥大,線維化,拡張機能障害などの心筋疾患であることが示されている。動脈壁硬化は動脈中膜の肥厚と石灰化で特徴づけられる。中膜石灰化病変は動脈壁硬化度を上昇させ,心筋疾患の発症に関与しており,その治療法を確立することが重要な課題である。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 0917-5857

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