1995年 - 1997年
マルチメディアにおける符号化技術の応用実験システム
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(A)
本年度は最終年度であるので、当初の研究計画に対する実績を示す。
(1)情報源符号化の中でテキストを対象としたデータ圧縮の問題について(1)MDL基準に基づく符号とベイズ符号の符号長の理論的比較及び、この成果を用いたモデル選択問題への応用を図った。(2)ベイズ符号に対する計算量低減の近似最適アルゴリズムの開発を行った。ベンチマークテスト、実在するファイルなどに適用し良好な結果を得た。音声・画像などを対象とする情報縮約の問題についてトレリス符号を用いた源符号化アルゴリズムの提案、実用に耐える符号表の作成とその評価実験を行った。
(2)通信路符号化の問題では(1)ブロック符号についてBCH限界を超える復合法、その軟判定復号法の開発を行った。計算量の点からも実用に耐える復号法の方式を見出した。(2)たたみ込み符号についてViterbi復合法とシンドローム復合法の関係を明らかにした。また、ARQ方式への適用を図りリスト復合による低符号化比率で優れた性能をもつ方式を明らかにした。(3)誤り訂正符号のLSIのテスト方式への応用として並列演算によるシグネチャ生成法を明らかにした。
(1)情報源符号化の中でテキストを対象としたデータ圧縮の問題について(1)MDL基準に基づく符号とベイズ符号の符号長の理論的比較及び、この成果を用いたモデル選択問題への応用を図った。(2)ベイズ符号に対する計算量低減の近似最適アルゴリズムの開発を行った。ベンチマークテスト、実在するファイルなどに適用し良好な結果を得た。音声・画像などを対象とする情報縮約の問題についてトレリス符号を用いた源符号化アルゴリズムの提案、実用に耐える符号表の作成とその評価実験を行った。
(2)通信路符号化の問題では(1)ブロック符号についてBCH限界を超える復合法、その軟判定復号法の開発を行った。計算量の点からも実用に耐える復号法の方式を見出した。(2)たたみ込み符号についてViterbi復合法とシンドローム復合法の関係を明らかにした。また、ARQ方式への適用を図りリスト復合による低符号化比率で優れた性能をもつ方式を明らかにした。(3)誤り訂正符号のLSIのテスト方式への応用として並列演算によるシグネチャ生成法を明らかにした。
- ID情報
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- 課題番号 : 07558168
- 体系的課題番号 : JP07558168