論文

査読有り
2003年11月1日

A novel EVI1 gene family, MEL1, lacking a PR domain (MEL1S) is expressed mainly in t(1;3)(p36;q21)-positive AML and blocks G-CSF-induced myeloid differentiation.(査読付)

Blood
  • Nishikata, I
  • ,
  • Sasaki, H
  • ,
  • Iga, M
  • ,
  • Tateno, Y
  • ,
  • Imayoshi, S
  • ,
  • Asou, N
  • ,
  • Nakamura, T
  • ,
  • Morishita, M

102
9
開始ページ
3323
終了ページ
3332
出版者・発行元
the American Society of Hematology

(1;3)転座を有する急性骨髄性白血病で, 転座点近傍(1p36)から単離された原因遺伝子候補MEL1は, その遺伝子情報から, 病態に多くの類似点をもつ急性骨髄性白血病3q21q26症候群の原因遺伝子EVI1と酷似した構造であることが示唆されていた. 今回, 種々の分子生物学的手法で, mRNAおよび蛋白質レベルでの比較を行ったところ, 同じ遺伝子群に属することが判明, 特にEVI1と同様にPRドメインを欠くMEL1Sは細胞モデルで分化誘導阻止能を示した. これらのことから, 両者共通の白血病発症機構の存在が示唆された.
全般的な研究計画の立案・実施を担当

エクスポート
BibTeX RIS