宮内 泰介

J-GLOBALへ         更新日: 19/09/20 12:39
 
アバター
研究者氏名
宮内 泰介
 
ミヤウチ タイスケ
eメール
miyauchilet.hokudai.ac.jp
URL
http://taimiyauchi.jimdo.com
所属
北海道大学
部署
大学院文学研究科 人間システム科学専攻 地域システム科学講座
職名
教授
学位
博士(社会学)(東京大学), 社会学修士(東京大学)
Twitter ID
MiyauchiTaisuke

プロフィール

1961年愛媛県生まれ。博士(社会学)。
北海道大学大学院文学研究科教授。環境社会学。元環境社会学会会長。NPO法人さっぽろ自由学校「遊」(http://sapporoyu.org/)共同代表。
ソロモン諸島、沖縄、宮城、北海道で調査研究。市民活動やまちづくりにも従事。東日本大震災後は宮城県石巻市北上町で復興支援。
主な著作に『かつお節と日本人』(共著)、『開発と生活戦略の民族誌』、『半栽培の環境社会学』(編著)、 『コモンズをささえるしくみ』(編著)、『カツオとかつお節の同時代史』(共編著)、『自分で調べる技術』、『コモンズの社会学』(共編著)など。

研究分野

 
 

経歴

 
1994年
   
 
- 福井県立大学専任講師(経済学部) 講師
 
1996年
   
 
- 福井県立大学助教授(経済学部) 助教授
 
1997年
   
 
- 北海道大学助教授(文学部人文科学科地域システム科学講座) 助教授
 
2008年
   
 
- 北海道大学・大学院文学研究科 教授
 

学歴

 
 
 - 
1986年
東京大学 社会学研究科 
 
 
 - 
1991年
東京大学 社会学研究科 
 
 
 - 
1984年
東京大学 文学部 社会学科
 

委員歴

 
2011年6月
 - 
2013年6月
環境社会学会  会長
 
 
   
 
環境社会学会  理事
 
 
   
 
環境社会学会学会  誌編集委員
 
 
   
 
環境社会学会学会  誌編集委員
 
 
   
 
北海道社会学会学会  誌編集委員
 

論文

 
Adaptive Process Management: Dynamic Actions Toward Sustainable Societies
宮内 泰介
Sato, T., Chabay, I., Helgeson, J. eds. (2018) Transformations of Social-Ecological Systems: Studies in Co-creating Integrated Knowledge Toward Sustainable Futures, Singapore: Springer   169-168   2019年1月   [査読有り]
順応的なプロセス管理-持続可能な地域社会への取り組み
宮内 泰介
佐藤哲・菊地直樹編『地域環境学-トランスディシプリナリー・サイエンスへの挑戦』東京大学出版会   157-169   2018年1月
順応性を発揮するプロセスデザインはいかに可能か-持続可能な環境ガバナンスの進め方
宮内 泰介
宮内泰介編『どうすれば環境保全はうまくいくのか―現場から考える「順応的ガバナンス」の進め方』新泉社   332-340   2017年3月
どうすれば環境保全はうまくいくのか-順応的なプロセスを動かし続ける
宮内 泰介
宮内泰介編『どうすれば環境保全はうまくいくのか―現場から考える「順応的ガバナンス」の進め方』新泉社   14-28   2017年3月
コミュニティの再生へ
宮内 泰介
西城戸誠・宮内泰介・黒田暁編『震災と地域再生―石巻市北上町に生きる人びと』法政大学出版局   272-287   2017年2月
政策形成における合意形成プロセスとしての市民調査―社会学的認識の活かし方
宮内 泰介
社会と調査   (17) 38-44   2016年9月   [招待有り]
北上町の自然環境と地域社会
宮内 泰介
西城戸誠・宮内泰介・黒田暁編『震災と地域再生―石巻市北上町に生きる人びと』法政大学出版局   22-30   2016年2月
宮内 泰介, ミヤウチ タイスケ, MIYAUCHI Taishuke
Field+ : フィールドプラス : 世界を感応する雑誌 / 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 [編]   (7) 26-26   2012年1月
宮内 泰介
Seeder : 種まく人 : 地球環境情報から考える地球の未来   0(6) 80-83   2012年
宮内 泰介
判例地方自治   (324) 120-123   2010年2月
宮内 泰介
判例地方自治   (323) 101-104   2010年1月
オセアニアにおける紛争と人々の対応―ソロモン諸島の民族紛争を事例に
朝倉世界地理講座15オセアニア   403-414   2010年
半栽培の多様性と社会の多様性――順応的な管理へ
半栽培の環境社会学――これからの人と自然   118-131   2009年
半栽培から考えるこれからの環境保全――自然と社会との相互作用
半栽培の環境社会学――これからの人と自然   1-20   2009年
「所有」と「自然」の発見
社会調査論   293-308   2009年
宮内 泰介
あうる   (77) 14-16   2007年6月
"Rethinking Case Studies: Research as a Power to Construct Lives"
Frontieres of Social Research: Japan and Beyond   39-52   2007年
宇井純さんが模索した学問のあり方について――フィールドワーク・歴史・適正技術
環境社会学研究   (13) 225-233   2007年
「レジティマシーの社会学へ」
『コモンズをささえるしくみ――レジティマシーの環境社会学』   10   2006年
"Pursuing the Sociological Study of Environmental Governance in Japna: An Introduction to the Special Issue"
International Journal of Japanese Sociology   2-6   2006年
「事例研究再考――生活を組み立てる〈力〉としての調査研究」
『先端社会研究』(関西学院大学21世紀COE「人類の幸福に資する社会調査」の研究)   2 27-46   2005年
「生活を組み立てるということと調査研究」
『地域の自立 シマの力(上)』   181-199   2005年
「カツオ・かつお節産業の現在」
『カツオとかつお節の同時代史』   14-24   2004年
「北上するカツオ、南進する人びと――かつお節の向こうに私たちが見たかったもの」
『カツオとかつお節の同時代史』   3-12   2004年
「ソロモン諸島へ進出した日本企業」
『カツオとかつお節の同時代史』   115-130   2004年
「沖縄漁民たちの南洋」
『カツオとかつお節の同時代史』   158-179   2004年
宮内泰介
社会学評論   53(4) 566-578   2003年3月
調査やフィールドワークについての中心的な議論の一つは,“調査する側−される側の問題”であろう.この問題は, 単に倫理の問題ではなく, 方法論,認識論の問題にまで広がる. この問題をどう考えればよいか. 本稿では,フィールドワークがそもそも多義的であることに基盤に, その多義性から,社会的に意味のある実践を引き出す方法として, 市民による調査, を考える.市民による調査は, そうした方法論上の要請からだけでなく, むしろ,市民活動などの実践からも必要とされている.市民調査は, 職業的研究者に...
宮内 泰介
社会学評論   53(4) 566-578   2003年
One of the central arguments about fieldwork is the problem of the relation between the investigator and the subject. Not constrained to the sphere of ethics, this problem extends even to that of the methodological and the epistemological.<BR>This...
「『民族紛争』下の住民たち――ソロモン諸島マライタと避難民の移住パターンと生活戦略」
『オセアニアの国家統合と地域主義(JCAS連携研究成果報告6)』   209-238   2003年
宮内 泰介
環境社会学研究   (7) 56-71   2001年10月
広義の「環境政策」のかなめは,地域住民がどう地域の環境を保全していくのかという「環境自治のしくみ」を考えることである。この論文では,札幌市の事例を参考にしながら,「環境自治のしくみづくり」のポイントとして,「所有権の相対化」,「担いのしくみの再形成と正統性の組みなおし」,「試行錯誤を保証する調整のしくみ」,という3点を考察する。所有権の相対化とは,所有権者への異議申し立てや環境への具体的なかかわりなど,所有以外のさまざまな営みを複合的に行うことである。そのことはつまり,誰が地域の環境へのか...
「住民の生活戦略とコモンズ――ソロモン諸島の事例から」
『シリーズ環境社会学・2・コモンズの社会学――森・川・海の資源共同管理を考える』   144-164   2001年
「コモンズの社会学――自然環境の所有・利用・管理をめぐって」
『講座環境社会学・第3巻・自然環境と環境文化』   25-46   2001年
「ソロモン諸島マライタ島における出稼ぎと移住の社会史――1930~1990年代」
『オセアニア近代史の人類学的研究――接触と変貌、住民と国家』(国立民族学博物館研究報告別冊21号)   237-260   2000年
「援助という名の漁場確保」
『日本人の暮らしのためだったODA』   44-65   1999年
宮内 泰介
環境社会学研究   (4) 125-141   1998年10月
本稿は、ソロモン諸島マライタ島を事例として、住民と環境とのかかわりを所有権と利用権の文脈から考察したものである。調査地のマライタ島アノケロ村住民が焼畑や野生植物採取などに利用している集落周辺の土地は、他の村の住民が法的に所有している。この土地はもともと複数のクランが所有権を主張していたが、ある個人が裁判によってこれを所有することになった。これには、プランテーションや商業伐採といった、土地を舞台にした経済活動が活発になったことなどが背景にある。アノケロ村住民は、この土地を、焼畑、焼畑以外の栽...
「発展途上国と環境問題――ソロモン諸島の事例から」
『講座社会学・12・環境』   163-190   1998年
宮内 泰介
龍谷大学経済学論集   35(4) 91-134   1996年3月
宮内 泰介
応用生態工学   20(1) 143-146   [査読有り][招待有り]

Misc

 
菅 豊, 室井 康成, 宮内 泰介
現代民俗学研究   (6) 150-152   2014年
宮内 泰介, 中島 大, 佐藤 幸人
茨城大学政経学会雑誌   (82) 1-13   2013年3月
宮内 泰介
環境社会学研究   (17)    2011年11月
宮内 泰介
環境社会学研究   (10)    2004年11月
『自分で調べる技術――市民のための調査入門』
岩波書店      2004年
『カツオとかつお節の同時代史』
コモンズ      2004年
『新訂 環境社会学』
放送大学教育振興会      2003年
『森林の百科』<井上真他編>
朝倉書店      2003年
『新訂 環境社会学』<舩橋晴俊・宮内泰介>
放送大学教育振興会      2003年
『現代社会学における歴史と批判――グローバル化の社会学』<武川正吾・山田信行>
東信堂      2003年
『国際社会6 東アジアと日本社会』<小倉充夫・加納弘勝編>
東京大学出版会      2002年
『シリーズ環境社会学・2・コモンズの社会学――森・川・海の資源共同管理を考える』
新曜社      2001年
『講座生活学第2巻・生活学の方法』<川添登・佐藤健二編>
光生館      1997年

書籍等出版物

 
宮内 泰介 (担当:編者)
新泉社   2017年3月   ISBN:4787717014
西城戸誠・宮内泰介・黒田暁 (担当:編者)
法政大学出版局   2016年2月   ISBN:4588613014
宮内 泰介
岩波書店   2017年2月   ISBN:4004316472
公害環境研究のパイオニア
宮内 泰介 (担当:分担執筆, 範囲:宇井純 反公害の科学と運動の実践者)
岩波書店   2014年9月   ISBN:4000229346
北海道大学大学院文学研究科宮内泰介研究室, 宮内 泰介
北海道大学大学院文学研究科宮内泰介研究室   2012年   
宮内 泰介
北海道大学大学院文学研究科地域システム科学講座宮内泰介研究室   2009年   
昭和堂   2009年11月   ISBN:481220934X
宇井 純 (担当:共編者)
新泉社   2014年7月   ISBN:4787714031
宇井 純 (担当:共編者)
新泉社   2014年7月   ISBN:4787714023
鶴見 俊輔, 池沢 夏樹, 内海 愛子, 熊岡 路矢, 中村 尚司, 宮内 泰介, 村井 吉敬, 吉岡 忍, 埼玉大学共生社会研究センター
コモンズ   2005年   ISBN:486187016X
放送大学教育振興会   2003年4月   ISBN:4595236344
宇井 純 (担当:共編者)
新泉社   2014年7月   ISBN:4787714015
宮内 泰介, 藤林 泰 (担当:共著)
岩波書店   2013年10月   ISBN:400431450X
ダイアナ メルローズ (担当:共訳)
勁草書房   1987年1月   ISBN:4326650672
鶴見 良行, 宮内 泰介 (担当:共著)
コモンズ   1996年11月   ISBN:4906640001
宮内 泰介
三省堂   2013年3月   ISBN:438536530X
開発と生活戦略の民族誌―ソロモン諸島アノケロ村の自然・移住・紛争
新曜社   2011年   
カツオとかつお節の同時代史―ヒトは南へ、モノは北へ
藤林 泰, 宮内 泰介
コモンズ   2004年11月   ISBN:4906640869
自分で調べる技術―市民のための調査入門 (岩波アクティブ新書)
宮内 泰介
岩波書店   2004年7月   ISBN:4007001170
コモンズの社会学―森・川・海の資源共同管理を考える (シリーズ環境社会学)
新曜社   2001年3月   ISBN:478850748X
鶴見良行の国境の越え方 (PARC BOOKLET)
花崎 皋平, 村井 吉敬, ランドルフ・S. ダビッド, ダグラス ラミス, 宮内 泰介
アジア太平洋資料センター   1999年11月   ISBN:4773893621

講演・口頭発表等

 
Rural Community Sustainability and the Commons: A Post-Disaster Experience
Miyauchi, T.
XIX ISA World Congress 2018 Toronto   2018年   ISA
Community as the resilient factor?: The diverse role of communities in the recovery process from the 2011 tsunami in Japan
Miyauchi, T.
5th International Symposium on Environmental Sociology in East Asia   2015年   International Symposium on Environmental Sociology in East Asia
What makes social-ecological systems robust? - A case study of natural resources management in the Kitakami area of northern Japan
Miyauchi, T.
International Symposium on Environmental Sociology in East Asia 2013   2013年   International Symposium on Environmental Sociology
Common property systems and resilience following disasters: case study of tsunami-hit villages in Kitakami area of Miyagi, Japan
Miyauchi, T.
14th Global Conference of the International Associations fro the Study of the Commons   2013年   International Associations fro the Study of the Commons
多元性の中での開発教育・社会学教育のゆくえ――大学教育におけるグループディスカッション手法の経験から
2013年   国際開発学会

競争的資金等の研究課題

 
「野の芸術」論―ヴァナキュラー概念を用いた民俗学的アート研究の視座の構築
文部科学省: 基盤研究(B)
研究期間: 2019年 - 2022年    代表者: 菅 豊
環境再生デザインの公共社会学:修復的環境正義の実践的理論構築に関する研究
文部科学省: 基盤研究(B)
研究期間: 2018年 - 2022年    代表者: 福永 真弓
語り継ぐ存在の身体性と関係性の社会学―排除と構築のオラリティ
文部科学省: 基盤研究(B)
研究期間: 2017年 - 2022年    代表者: 関 礼子
再生可能エネルギー事業開発にかかわるアクティビズムと合意形成に関する比較研究
文部科学省: 基盤研究(B)
研究期間: 2018年 - 2021年    代表者: 西城戸 誠
エネルギー技術の多元性と多義性を踏まえたガバナンス方法の研究
文部科学省: 基盤研究(A)
研究期間: 2017年 - 2021年    代表者: 丸山 康司
災害後のコミュニティ再編と自然資源管理の再構築に関する研究
三井物産環境基金: 三井物産環境基金研究助成
研究期間: 2017年4月 - 2020年3月    代表者: 宮内 泰介
本研究は、東日本大震災の被災地で集団移転が進行中である宮城県石巻市北上地区を事例に、当該地域で震災前から震災後にかけて積み上げてきた膨大なデータと、新たな実態調査によるデータを用い、大きな災害をこうむりコミュニティを再編せざるをえなかった地域が、どのように自然資源管理を再構築できるのか、またそれによっていかに地域の再生を図ることができるのか、政策提言を含めた知見を創出する。
イワシ漁業に見る社会−生態システムのレジリエンス
文部科学省: 挑戦的研究(萌芽)
研究期間: 2017年 - 2020年    代表者: 宮内 泰介
不確実性と多元的価値の中での順応的な環境ガバナンスのあり方についての社会学的研究
文部科学省: 基盤研究(A)
研究期間: 2016年 - 2020年    代表者: 宮内 泰介
自然科学と社会科学の融合による都市の環境共生と野生動物管理の調和的実現への挑戦
文部科学省: 挑戦的萌芽研究
研究期間: 2016年 - 2019年    代表者: 佐藤 喜和
パブリック・ヒストリー構築のための歴史実践に関する基礎的研究
文部科学省: 基盤研究(B)
研究期間: 2016年 - 2019年    代表者: 菅 豊
イワシ、カツオ・マグロ等からみえるアジアにおける水産物グローバル化とその諸影響
文部科学省: 基盤研究(B)
研究期間: 2014年 - 2017年    代表者: 福家 洋介
現代市民社会における「公共民俗学」の応用に関する研究―「新しい野の学問」の構築―
文部科学省: 基盤研究(B)
研究期間: 2013年 - 2016年    代表者: 菅 豊
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2012年 - 2015年    代表者: 宮内 泰介
本研究は、自然資源管理と再生可能エネルギーという2つのテーマに焦点を当てながら、多くの詳細な事例研究(20件程度の中核的事例とその他多数の網羅的な事例)から、多元的な価値の中でどう環境ガバナンスを構築することができるかを研究することを目的としている。具体的には、(1)自然資源管理や再生可能エネルギーをめぐっての地域の多元性とその歴史的ダイナミズムについて事例から分析してモデル化、理論化し、さらに、(2)地域固有の歴史とりわけ地域環境史の中で環境ガバナンスのあり方、とくに合意形成や地域の文脈...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2013年 - 2015年    代表者: 菅 豊
本研究は、日本で展開されている民俗学的実践を、現代的かつ国際的な民俗学の方向性である「公共民俗学」という観点から捉え直すことによって、現代市民社会に対応する「新しい野の学問」を構築することを目的としている。本年度は、この目的に鑑み、まず、地域住民とともに「公共の問題」や民俗学の社会実践の問題に直接関わってきた本研究メンバーが、個々のフィールドで生起している「新しい野の学問」の生成と深化に不可欠な重要課題をフィールドワークにより精査した。次いで、各メンバーの個別研究成果を共有するために研究会...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2012年 - 2014年    代表者: 関 礼子
東日本大震災におげる複合災害の経験をヒアリング調査、文献や新聞記事サーベイ、アンケート調査から明らかにしようと試みた。アンケート調査結果は2冊の報告書(速報・暫定版230頁、Web版22ページ)にまとめた。また成果の一部は2012年度科研費報告書にまとめた。1、避難者の動向および受け入れ自治体の施策に関しては、複数県および市町村へのヒアリング調査を実施し、災害時の対応が平時の自治体間交流や地域づくりを通じた交流、被災経験の有無、観光業の集積などが相関していることが明らかになった。また、一定...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2012年 - 2014年    代表者: 古川 彰
本研究は、その蓄積を基礎として「小さな共同体」が経験し対処してきた破局的状況に着目して、社会を襲った「災害」に対する共同体の柔軟で重層的な叡知のもつ実践的可能性を探究し、「小さな共同体」がつくりあげてきた災害に対処する潜在力を、災害経験の文化化(災害文化の生成)としてとらえ、その重層的なメカニズムを具体的に解明することを目的としている。こうした目的および研究計画に沿って、初年度の平成24年度は、研究代表者・分担者で滋賀県知内むらの共同調査を実施し、問題意識を確認し、共有した。知内むらについ...
文部科学省: 科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
研究期間: 2012年 - 2014年    代表者: 宮内 泰介
本研究は、まちづくり、環境保全活動、市民活動などに資する住民参加型の質的調査手法を開発することを目的とし、具体的には、(i)市民・住民が行う聞き取り、聞き書き、フィールドワークなどの調査手法開発(市民参加で取り組みやすくまた効果的な質的調査はどうあるべきか)、(ii)収集したデータの市民向け整理法の開発(取り組みやすく効果的な整理法)、(iii)整理した質的データの市民向け活用法の開発(質的データを使ったワークショップなど、まちづくりや市民活動に直結するような質的データの利用法の開発)の3...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2009年 - 2011年    代表者: 古川 彰
災害に対する、地元の人々の対処の方法とそれらが文化化されてきたプロセスを記述、分析することを通して、突発的な出来事への対応としての災害対策ではない、それぞれの小さな共同体がもつ独自に生成してきた災害文化の論理と実践性を明かにした。生活世界に根ざした知の実践の創造過程に焦点をあてることによって、現代世界が直面するさまざまなリスク対応への新たな視点を提供するとともに、災害および災害対策についての社会学的研究の貢献可能性を示した。
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2008年 - 2011年    代表者: 宮内 泰介
自然をめぐるガバナンスについて多くの現地調査を軸に研究した結果、多元的な価値を認めることが重要であること、また、ガバナンスのプロセスの中で試行錯誤とダイナミズムを保障することが大事であること、さらには、様々な市民による調査活動や学びを軸としつつ、大きな物語を飼い慣らして、地域の中での再文脈化を図ることが重要であることが明らかになった。
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2004年 - 2008年    代表者: 須藤 健一
平成19年度の調査研究は、研究代表者と4名の分担者がそれぞれ設定した課題にしたがい、各地で昨年度までの調査研究の補充調査を実施した。その結果、グローバルな動きに対する各地域住民の対応についての情報を収集し、下記のような新しい知見を得た。1.ミクロネシア須藤はヤップ州で離島の移住者が土地を確保し、住居と集会所を建設し新コミュニティを形成して定着する過程と、さらに海外(グアム)へ移住し、ネットワークを密にして生活している実際を明らかにした。柄木田はヤップ、ポンペイ、グアムにおいて離島出身者の共...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2005年 - 2007年    代表者: 宮内 泰介
本研究では、ヨシをはじめとするさまざまな半栽培植物(または半家畜の動物)に焦点を当て、かかわる人間の側のしくみ・制度を論じることにより、自然のあり方とそれに対応する人間社会のあり方を統一的に把握するモデルを提示することを目標としている。本研究の最終年度に当たる平成19年度は、(1)宮城県の北上川河口地域でヨシ(葦)(Phragmites australis)原の利用のしくみと変遷についての現地調査を継続し、まとめにかかる一方、(2)研究会を開いて多様な専門分野の研究者が集まり、本研究の総括...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2004年 - 2006年    代表者: 柿澤 宏昭
本研究では、森林環境保全にかかわって、新たな主体の育成と多様な主体の協働がどのように形成され、どのような課題を抱えているのかをテーマとし、全国の実態調査を基本として研究を行った。まず、焦点を当てたのは都市近郊林の保全活動であり、主に大阪のとりくみを取り上げた。80年代から森林ボランティア活動が活発化し、これを母体として地域森林管理への参加を志向する動きが展開し始めた。また、都市近郊自治体・森林所有者や森林組合などがこれに呼応して、あるいは独自に共同の仕組みをつくり始めた。こうした結果として...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2002年 - 2005年    代表者: 嘉田 由紀子
本研究は、激化しつつある日本国内や世界の環境問題を乗り越えるための社会システム的解決方法の確立に向けてのモデル構築を目指した。これまでの社会学、民俗学、人類学などが蓄積してきたモノグラフを、環境保全に関わる地域システムという観点で整理し、分析することを第一の目的とした。ことにこれまでの収集資料を有効に利用するため、河川および湖沼の流域社会を対象地域として1)本研究メンバーの研究を含む既存研究における、環境利用・保全等に関するローカル・ノレッジの資料を集積し、包括的な分析をおこなった。2)日...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2003年 - 2004年    代表者: 宮内 泰介
本研究では、(1)フィールドからの知見を、本研究の趣旨である"コモンズと公共性"という観点から照らしなおした報告を順次行い、同時に(2)コモンズと公共性についての理論的および政策論的な議論を行なった。(4)さらに、それをふまえて、成果を商業出版すべく、各自の執筆活動を行なった。知見としては、次の諸点が浮かび上がってきた。(1)コモンズを考えるときに、ある自然資源とある地域集団との問の一対一の資源管理上の関係に限定して考えるべきはなく、コモンズの重層性、身体性、さらにはダイナミズムへの視点が...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2002年 - 2003年    代表者: 田口 晃
2年間にわたり、研究会を重ね、幾つかの成果をあげた。個別の研究会・講演会としては大南進也氏(徳島県町づくりNPO)、J.Osbourn教授(連合王国)、J.Peng教授(カナダ)佐藤まき氏(JVC),高木晴光氏(北海道環境NPO)を招いて、各国の研究の現状や、具体的なNPOボランティア活動につき、新しい知見を得ることができた。参加者それぞれの専門分野でのNPO/NGO/ボランティアに関する研究でも進展が見られた。田淵、小島の著書を筆頭に論文も力作ぞろいであった。当初の目的であるNPOの教科...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2001年 - 2003年    代表者: 柿澤 宏昭
森林環境保全をランドスケープレベルで考えることが強く求められるようになっている。しかし、ランドスケープレベルにおいては多数の私有林所有者が含まれることが一般的であり、危機的な林業経営環境下で、これら私有林所有者の多くは施業放棄状況を自ら改善することは困難であり、さらに環境保全に向けた経営転換を行なう余裕はほとんどない。また従来の林業行政は環境保全型経営へ転換を支援するシステムをもっていないばかりか、目標なき分権化のなかで林業を支える地域専門集団の確保さえおぼつかなくなっている。このため、ラ...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2001年 - 2002年    代表者: 宮内 泰介
本研究では、近年続発しているメラネシア地域の紛争に関し、とくに住民の生活との関連について、開発社会学および開発人類学的観点から分析を加えることを目的に置いた。その結果、以下の諸点が明らかになった。(1)ソロモン諸島における「民族紛争」の主要な背景は、ソロモン諸島における「近代化」のありようであり、中でもガダルカナル島民の「辺境化」であった。(2)ソロモン諸島においては、「避難民」の多くが、これまでの彼らの移住パターンの延長上に「避難」が行われたが、紛争の舞台になったガダルカナル島のどこにど...
文部科学省: 科学研究費補助金(奨励研究(A))
研究期間: 1999年 - 2000年    代表者: 宮内 泰介
本研究の目的は、戦前の沖縄において、カツオ漁およびかつお節生産のためにミクロネシア(南洋群島)およびボルネオに移民した人びとの実態、とくに(1)移民の社会的背景(構造)および(2)移民の生活史、を歴史社会学的に考察することにあった。研究対象の沖縄県池間島で明治から大正にかけてカツオ産業が盛んになった理由として、本研究では、次の3点が明らかになった。(1)カツオ産業の前史として八重山出漁による採貝業があったこと。その背景には日本におけるボタン産業の隆盛と沖縄における寄留商人の存在があったこと...
文部科学省: 科学研究費補助金(挑戦的研究(萌芽))
研究期間: 2017年4月 - 2020年3月    代表者: 宮内 泰介
本研究は、イワシ漁業の複数の事例研究から社会-生態システムのレジリエンス・モデルを作ることを目的とする。日本におけるイワシ漁業は、江戸時代以降、社会の複雑な諸要件と自然の複雑な諸要件が交差するところで生き延びてきた歴史を持つ。本研究では、イワシ資源とイワシ漁業・加工業・地域社会の総体を「社会-生態システム」ととらえ、それがさまざまな危機の中でどう生き延びてきたのか、そのレジリエンス・モデルを作ることを目的とする。具体的には、千葉県、瀬戸内海、愛媛県南予地区、長崎県の4つの地域におけるイワシ...