2013年1月
センノウ属種間交雑における交雑親和性およびエゾセンノウとマツモトセンノウの種間雑種の形質
園芸学会雑誌
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- 巻
- 82
- 号
- 1
- 開始ページ
- 57
- 終了ページ
- 62
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2503/jjshs1.82.57
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 園芸学会
ナデシコ科センノウ属には観賞価値が高い種が多いが,種間交雑による育種は進んでいない.本研究はセンノウ属の形質の多様化を図るためにアメリカセンノウ,ガンピ,エゾセンノウ,センジュガンピ,オグラセンノウ,フシグロセンノウ,マツモトセンノウ,エンビセンノウの 8 種を用いて種間交雑を行い,未熟種子の培養を行った.26 の組み合わせにおいて未熟種子を含んだ果実が得られた.得られた果実から未熟種子を取り出し 1/2 濃度の MS 培地で培養を行ったところ,11 の組み合わせで得られた種子が発芽し,8 組み合わせで実生が得られた.しかしながら,緑化した実生が得られたのはエゾセンノウとマツモトセンノウの組み合わせのみで,他の 7 組み合わせで得られた実生はすべてアルビノで順化過程において枯死した.エゾセンノウとマツモトセンノウの交雑で得られた 55 個体すべてが DNA の解析の結果,雑種であることが明らかになった.これら雑種の形態には個体差が
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2503/jjshs1.82.57
- ISSN : 1882-3351
- eISSN : 1880-358X
- CiNii Articles ID : 130004510766
- Web of Science ID : WOS:000314140800008