論文

査読有り
2014年

中間土場の活用による原木流通費の低減効果

森林利用学会誌
  • 白澤紘明
  • ,
  • 長谷川尚史
  • ,
  • 梅垣博之

29
1
開始ページ
37
終了ページ
44
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.18945/jjfes.KJ00009297334
出版者・発行元
森林利用学会

原木流通費を低減させる一つの手段として,中間土場の活用に注目が集まっている。本研究は,数理計画モデルを使用することで,兵庫県に実在する大型製材工場の原木調達活動における,中間土場の配置計画を検討し,中間土場を活用することによる流通費の低減効果を概算したものである。生成された計画には,2つ以上の中間土場が常に配置されていた。流通費の低減効果は一つの中間土場で計画期間(5年)に発生する固定費が500万円の場合に930.2円/m^3であり,2000万円の場合に581.6円/m^3であった。中間土場を活用することによる流通費の低減効果が存在することが示された。また,その効果を高めるためには,中間土場の固定費を低く抑えることの重要性が示唆された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.18945/jjfes.KJ00009297334
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009807424
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10531146
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/025370407
ID情報
  • DOI : 10.18945/jjfes.KJ00009297334
  • ISSN : 1342-3134
  • CiNii Articles ID : 110009807424
  • CiNii Books ID : AN10531146

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