2016年12月25日
東西経済の不均衡解消を企図した新幹線国土軸整備による経済不均衡改善に関する分析 —マクロ経済シミュレーションモデルMasRACを用いて—
実践政策学
- ,
- ,
- 巻
- 2
- 号
- 2
- 開始ページ
- 175
- 終了ページ
- 186
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
我が国で各種新幹線整備が進められ、今後も北陸、リニア中央新幹線の整備などが行われる予定である。全国新幹線鉄道整備法にて計画された路線のうち、東京を発着する5路線はすべて整備済み、もしくは整備予定である。一方、大阪を発着する6路線は2路線のみ整備済みで、整備予定のリニア中央新幹線も東京方よりも18年遅れての開業予定であり、北陸新幹線は未定である。また、山陰、四国新幹線については、現時点で具体的な整備計画が一切策定されていない。こうした東西地域における整備状況の違いは、各地域の経済へ影響もたらしたとも解釈できる。そこで本研究では、筆者らが既存のマクロ経済モデルを援用し構築した経済シミュレーションモデル MasRACを用い、大阪を中心に西日本地域にて新幹線整備を今後進め、東西地域間の新幹線整備差を解消することで、東西の経済状況ははどのようになるかシミュレーションを行った。
- ID情報
-
- ISSN : 2189-2946