2021年3月28日
金子文子 ―「運命」からの脱却―
国際関係研究
- 巻
- 41
- 号
- 合併
- 開始ページ
- 51
- 終了ページ
- 60
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 日本大学国際関係学部
金子文子の『何がわたしをこうさせたか』を「運命」という表現に着目して追い、わけのわからぬ力に翻弄される運命からの脱却が隠されたテーマとしてあることを明らかにした。と同時に、付随する心性として「見栄と虚栄心」を挙げ、この「見栄と虚栄心」は獄に捕らえられた後も文子を苦しめ、その脱却は同時に朴烈からの完全な精神的自立を意味していたと考えられることを記した。
- ID情報
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- ISSN : 1345-7861