2016年4月 - 2019年3月
遠隔転移モデルマウスによる遠隔転移に関与するmicroRNAの解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
転移モデルマウスとルシフェラーゼ発現腫瘍細胞、および生体発光画像解析装置を用い、転移モデルマウスにおいて、腸骨リンパ節切除において、肺微小転移病巣の活性化が確認された。しかし、活性化までの期間は、腫瘍細胞の種類によって異なった。また、検体数を増やし、尾静脈に腫瘍細胞を注入すると、肺に転移巣を形成する(100%)が、腸骨下リンパ節にも同時に移植すると、それが抑制される(16.7%)ことがわかった。これらの結果より、リンパ節に腫瘍を移植することによって何らかの腫瘍抑制因子が発生すること、リンパ節を切除すると、その因子が抑制されることが判明した。
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- 課題番号 : 16K11222
- 体系的課題番号 : JP16K11222