論文

査読有り
2007年5月

家族介護者のコミュニケーションスキルとその関連要因の検討

老年精神医学雑誌
  • 西田 公昭
  • ,
  • 山田 紀代美

18
5
開始ページ
531
終了ページ
539
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)ワールドプランニング

静岡県の都市部で在宅サービスを利用している家族介護者75人に対して、自作のコミュニケーションスキル尺度(CS尺度)23項目の使用に関する認識および影響要因を調査した。CS尺度は主因子法でプロマックス回転を施した結果、『受容的会話の配慮』『発話の配慮』『根気強さ』の3因子が抽出された。累積説明率は57.19%であった。各因子の相関は、いずれも0.6以上あった。因子得点を高低群に分け、介護者の疲労感である「イライラの状態」「一般的疲労感」「抑うつ状態」の得点を比較したところ、「イライラの状態」のみ、受容的会話の配慮の高低において有意な差がみられた。認知症の有無で各因子得点を比較したところ、認知症ありの介護者が有意に高い結果であった。以上より、介護者のコミュニケーションスキルは3因子で説明でき、それには疲労感や認知症の存在が影響していることが示唆された。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 0915-6305
  • 医中誌Web ID : 2007212676

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