2015年11月
韓国における自動車リサイクル制度運用の成果と課題
廃棄物資源循環学会 研究発表会講演論文集
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- 巻
- 26
- 号
- 開始ページ
- 185
- 終了ページ
- 186
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14912/jsmcwm.26.0_185
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
韓国は2008年1月から自動車リサイクル制度が本格施行された。しかし、自動車リサイクルに必要な設備や関連インフラ整備が遅れ、リサイクル費用負担や責任の所在が明確ではなかったにも関わらず、法律によりかなり厳密なモニタリングが求められているため、本格施行7年目を迎えている現時点でも正常な制度運用が難しい状況である。環境部を中心に自動車リサイクルのモニタリング事業を実施して一定の成果を示したり、大型自動車リサイクル工場設立されたり、拡大生産者責任制度を強化しようとする動きなど様々な変化が起きている。現状では一連のリサイクルプロセスの中で最も負担が重いのは解体業者である。事前回収・再資源化が必要な品目のリサイクルを徹底した場合はインセンティブを与えるとともに、メーカー主導のリサイクル制度運用ではなく、生産者責任原則の徹底とともにリサイクル現場の努力と成果を制度改善に反映することが重要である。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14912/jsmcwm.26.0_185
- CiNii Articles ID : 130005484878